はまブロ

主に趣味の話のブログ。時々仕事の話やプライベートなど。気が向いたら筆を執ります。

【ムゲンゾーン】以降の環境におけるレシリザ構築

皆様お久しぶりです。

前回の更新から2カ月ちょっとが経ち、コロナウイルスによる外出自粛が徐々に緩和された一方で、最近は都内をはじめ、多くの地域で再びコロナウイルスが広まっています。検査数が増加しているので、一概に深刻になっているとは言えませんが、それでもいつ自分が感染してもおかしくない状況であることは変わりません。早く収束してほしいものですね。

 

外出自粛が緩和されたことで、カードショップで開催されていた大会も徐々に戻りつつあります。正直、ウイルス拡散防止の観点からすると控えるべきだとは思いますが、多少は経済を回していかなければいけないことと、長期間にわたるステイホームによっていい加減自分の中のストレスが抑えきれなくなってきたこともあり、最近はウイルス感染防止策を徹底しつつ、週1のペースで大会に参加しています。
今回は、最近自分が大会で使用しているデッキについて紹介したいと思います。

 

今回紹介するのは、SM環境で猛威を振るっていた、レシラム&リザードン GX(以下、レシリザ)をエースに添えたデッキです。このブログでも何度も登場していますね。

剣盾環境になってからは、ルール変更や、SM環境で使用できていた「カキ」、「カプ・テテフ GX」といった強力なカードがレギュレーション落ちした影響もあり、徐々に衰退していました。私はまだやれると思ってシティリーグなどでも使い続けていましたが、なかなか結果を残せなかったのが事実です。

しかし、【ムゲンゾーン】以降の環境では、「ムゲンダイナVMAX」を始めとしたVMAXポケモンをエースに添えたデッキが徐々に増えてきたことから、一撃で倒すことよりも、二撃で倒して戦っていくようなデッキが増えたという印象があります。それであれば、少し耐久に寄せたレシリザを使用して、"げきりん"でダメージを返すという戦い方ができるのではないか?というのが、このデッキを考え始めたきっかけでした。

 

構築は以下になります。

 

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www.pokemon-card.com

デッキコンセプト

 

レシリザの元々の売りであった高火力ワザを使用して、相手のVポケモン、VMAXポケモンを倒していく、至ってシンプルな戦い方です。

ただし、SM環境の時のように、レシリザのみで突っ張るのは、高火力ワザがバンバン飛んでくる今の環境では非常に危険なので、サブアタッカーを間に挟みながらテクニカルに相手の大物を狩っていくことが重要になります。

 

 

以下に採用理由などを記載していきます。

 

ポケモン

●レシラム&リザードンGX ×2枚

このデッキのエース。

このブログでは何度も紹介していますが、とにかく持っているワザが強いです。

連打はできないものの、高火力を誇る"フレアストライク"。

VMAX環境においては少し火力が足りなくなったものの、依然として後攻1ターン目にゲームエンドに持ち込むことが可能な"ダブルブレイズ GX"。

更に、冒頭にも述べたように、現在の環境においては上ワザの"げきりん"が個人的に強いと思っています。「大きなおまもり」や「ヒート炎エネルギー」によって自身の耐久力を上げつつ、"げきりん"の最大ダメージを上げることができます。
相手からすると、ダメージは与えたいけど、下手に高火力ダメージを与えてしまうと、かえって自分の首を絞めることになるため、なかなか厳しい選択を押し付けることが可能です。

また、ぴったり2撃を狙ってくる相手には「マオ&スイレン」などを挟むことで、確定数をズラして戦うなどといった器用な立ち回りも可能であり、かなり柔軟に戦うことができるようになった印象です。

 

ヒードランGX ×1枚

奇襲性を持ったサブアタッカー。炎デッキではおなじみの1枚ですね。

通常ワザの"ばくねつスタンプ"で非Vのポケモンや、レシリザで手傷を負わせたVMAXポケモンを処理しても良いですが、大体は"ヒートボンバー GX"を使うことになります。

レシリザの300ダメージで足りない、VMAXポケモンが主体のデッキに対しては、こちらでGX権を使用することが理想です。盤面に6枚以上のエネルギーを確保して、300~400ダメージを与えて相手のポケモンを倒すことができると理想的です。
最近流行している「セキタンザンVMAX」に対しては、こちらでGX権を切ってとどめを刺したいですね。

 

●バイウール―V ×1枚

フィニッシャー枠。溶接工から1ターンで起動することが可能で、最大270ダメージを出すことができます。また、大きなおまもりを付けると、実質HP270になり、TAG TEAMポケモンと同じ耐久力になります。壁枠としても上手く活用していきたいですね。

 

●ワタシラガV ×1枚

トラッシュに送ったサポートカードを回収するためのサポートポケモン。後述する「回収ネット」を多く採用していることから、「ミュウツー(マインドリポート)」とどちらを採用するか悩むところではありますが、わりとベンチ枠に余裕が無いので、「ヤレユータン」まで置くことを考えるとこちらの方が使いやすいと考えました。また、最悪このポケモンでスタートしても、溶接工から起動することができ、自身のワザの効果で山札に帰ることができるのも優秀です。

 

クロバットV ×1枚

デデンネGX ×1枚

おなじみ、ドロー枠ポケモン。採用枚数は人それぞれだとは思いますが、個人的には1-1採用にして、状況に応じた使い分けができると良いと思います。
がっつり手札をリフレッシュしたい時にはデデンネを、あと1枚パーツが欲しい!といった場合にはクロバットをといった感じです。

どちらも闘弱点なので、流行りのセキタンザンのカモにされるのが厳しいところ。闇雲にベンチに置かないようにしましょう。

 

ボルケニオン ×2枚

おなじみ"フレアスターター"からのエネ加速要員。基本的にはこのポケモンからスタートして、2ターン目に6エネ付いたレシリザを準備していくことになります。

最近登場した、みつりんめいさいの「ジュナイパ―」に対しても弱点込みで倒すことが出来る点も優秀です。

 

ジラーチ ×3枚

このデッキの潤滑油。Bレギュが落ちたらどうやってデッキを回していくか非常に困っています。

ポケモンいれかえや回収ネットをうまく使い、苦手だった「アブソル」を避けながらデッキを回していきたいところです。

 

●ガラルジグザグマ ×1枚

レシリザのワザで微妙に届かないラインにとても刺さる1枚。

使用先としては、

ジラーチに10ダメージ乗せて、"げきりん"で倒す。(弱点込み 70ダメージ)

・おまもり無しの「ピカチュウ&ゼクロム GX」(以下、ピカゼク)に10ダメージ乗せて、"フレアストライク"で倒す。 (240ダメージ)

・大きなおまもり付きの「アルセウス&ディアルガ&パルキア GX」(以下、3神)に10ダメージ乗せて、追加効果あり"ダブルブレイズ GX"で倒す。 (310ダメージ)

などが上げられます。

また、回収ネットを複数回使用することで、VMAXポケモンを倒すことを視野に入れることも可能です。

 

グッズ

●クイックボール ×4枚

このカード無しではデッキは組めないので、問答無用で4枚採用です。

 

●プレシャスボール ×2枚

サーチ先は、レシリザ、ヒードランデデンネの計4枚。

序盤に確実にレシリザをサーチしたいのと、デデンネを終盤などにサーチしたいことから2枚採用しています。山からGXポケモンがいなくなったらカマドの薪にしてもらって大丈夫です。

 

ポケモンいれかえ ×4枚

レシリザを使用する以上、"フレアストライク"を連打したいためMAXでの採用です。

 

●回収ネット ×4枚

ジラーチの回収ループで山を圧縮したり、先述したジグザグマを回収して打点調整を行いたいため、MAXでの採用です。

 

エスケープボード ×1枚

SM環境の時は、ポケモンいれかえ→ねがいぼし→フレアストライクの動きが強かったのですが、ムゲンダイナVMAXの登場によって、悪タイプの活躍の機会が増えました。そうすると、自ずとアブソルの採用も増えてくるため、エスケープボードで逃げるよりは、回収ネットやポケモンいれかえを多めに採用した方が逃げやすくなります。そのため、1枚のみ採用。

流行りの「まどろみの森」+「メリープ」のコンボを崩すときにも使えるので、付け先はジラーチのみとは限りません。(9月からはこの系統のデッキは少なくなりそうですが)

 

●大きなおまもり ×2枚

レシリザ強化パーツその1。

GXポケモンも対象に入るなら「タフネスマント」にしたかったのですが、そうなるとTAG TEAMポケモンがみんなマントを羽織るようになるのでNG。
+30の底上げで実質HP300になるので、フルパワーの"ドレッドエンド"や、"オルタージェネシス"+「ガラルニャイキング」の"ブレイブキャリバー"なら耐えられます。

ただ、おまもりのみだと、「ツールスクラッパー」で剥がされてしまうので、後述のヒート炎エネルギーと組み合わせて使いたいところです。これで実質HPが320になり、VMAXポケモン相当のHPを得ることができます。そのため、"げきりん"も最大340ダメージが期待でき、非常に強力です。

 

●ツールスクラッパー ×1枚

このカードが登場したことで鋼タイプが怖く無くなりました。剣盾環境の初期は「フラダリラボ」を採用せねばならず、自分にも影響を及ぼしてしまうため、非常に戦いにくかったのですが、これで形勢逆転です。

使用先は、鋼系統のデッキに対してはフライパンを剥がしたり、TAG TEAMポケモンに付いているおまもりを剥がしたり、最近だとセキタンザンVMAXに付いている「ムキムキパッド」を剥がすことなんかにも使われます。これでムキムキパッドを剥がせると、"ヒートボンバー GX"に必要なエネルギーの枚数が1枚違ってくるのでかなり大きいと思っています。

 

●炎の結晶 ×2枚

エネルギー枠にヒート炎エネルギーを採用した関係で、基本炎エネルギーの枚数が少なくなりました。最初はそこまで影響があるとは思っていませんでしたが、8枚、9枚だと圧倒的にエネルギーが足りません。特に、序盤に"フレアスターター"で山札から3枚消えるので、次のターンに溶接工を打つことができないことが多くありました。

このデッキに限らず炎タイプのデッキは、とにかく溶接工を毎ターン使うことで、デッキを圧縮して高火力を連打するのが持ち味なので、手札に炎エネルギーをため込む必要があります。デッキの性質上、「巨大なカマド」やクイックボールのコストとしてエネルギーを使用することが多いため、2枚あると余裕をもってコストにすることができます。エネルギー枚数の管理に自信のある方は、「グレートキャッチャー」などに変えるのもありだと思います。

 

●リセットスタンプ×2枚

悪しき文化。デデンネクロバットの併用になったことで、序盤に切らざるを得ない状況は少なくなりましたが、肝心な時に引けなかったりするので、保険の意味も込めて2枚の採用です。

 

サポート

●溶接工 ×4枚

炎デッキを使う以上は外せないサポートカードです。4枚入れましょう。

 

●マリィ ×1枚

初ターンに溶接工が無い時や、手札のリフレッシュを行いたい場合に使用することを想定しています。相手の手札にも干渉できる点が良いですね。

 

●とりつかい ×1枚

クワガノンV」のグッズロックによって、ポケモンいれかえが使えない場合や、"フレアストライク"後のリカバリーに使用することを想定しています。ドロー効果もあるのは手札が枯渇しがちな炎デッキとしては嬉しいですね。

 

●マオ&スイレン ×1枚

いれかえ兼回復カード。今の環境では高火力ワザがバンバン飛んでくるので、120回復したところで気休めにしかなりませんが、非Vのデッキや、セキタンザンを相手にする場合は活躍することが期待できます。普通にいれかえの効果を使うだけでも"フレアストライク"の制限を解除できますし、あって損はないカードだと思っています。

 

●ボスの指令 ×2枚

再び戻ってきたベンチポケモン引きずり出しサポート。このカードの登場で、「カスタムキャッチャ―」を2枚頑張って揃える必要も、「ポケモンキャッチャー」でコイン表を出す必要も無くなりました。レシリザにとっては何よりも欲しかったカードです。

裏のデデンネクロバット、炎弱点の草・鋼ポケモンを引きずり出してやりましょう。
ただ、逆もまた然りなので、終盤はしっかりリセットスタンプなどでケアしつつ戦いましょう。

ワタシラガを採用しているので、2枚のみの採用としています。

 

スタジアム

●巨大なカマド ×3枚

とにかく手札に炎エネルギーが欲しいのと、「混沌のうねり」を採用しているデッキが多いので少し多めに採用しています。

1枚「ヒートファクトリー◇」に変更するとドロー強化ができますが、よりエネルギー管理がシビアになります。お好みで変更ください。

 

エネルギー

●基本炎エネルギー ×10枚

後述のヒート炎エネルギーもあるので、当初は9枚で回していましたが、全くと言っていいほど溶接工を使いたいタイミングに手札に無かったため、現在は10枚で運用しています。
また、前述の炎の結晶も合わせると、最大16枚計算でゲームを進めていくことになり、これだけあればクイックボールや巨大なカマドのコストに惜しみなく使うことができます。

 

最近、LEGEND柄のエネルギーに変更してウキウキなのは内緒。

 

●ヒート炎エネルギー ×3枚

レシリザ強化パーツその2。炎ポケモンに付ければHPを+20できる特殊エネルギー。

出た当初こそ、なんでワザのダメージを+20にしないんだ!とキレていましたが、実際に使ってみるとそんなに使い勝手は悪くなく、むしろこのデッキのキーカードになりました。

現状、山札から引っ張ってくるには「グズマ&ハラ」か「ネズ」を使用するしかなく、溶接工では貼れないエネルギーなので3枚の採用としました。4枚で回してみるとやや手札にダボつき、2枚にしたら全く引けなかったので間を取って3枚にしています。現状3枚で回していて特に不便に感じたことは無いので、適正枚数かと思います。

 

採用候補

ビクティニ V

ガオガエン V

第2のボルケニオン枠。ボルケニオンと違って、サブアタッカーにもなれる点は優秀です。

ビクティニVは、トラッシュからエネ加速ができる点と、対マルヤクデで高火力が期待できる点では優秀ですが、Vポケモンとしては少々HPが少ないので、中盤以降に使うにもちょっと使い勝手が悪いかな?といった印象です。

一方でガオガエンVは、3エネで90ダメ―ジを与えつつ、トラッシュから2枚エネ加速という点ではボルケニオンビクティニVと違う点で、この90ダメージもレシリザの"フレアストライク"と合わせると320ダメージになり、大体のVMAXポケモンを射程圏内に持ち込める点では優秀だと思います。HPも220あるのでビクティニよりは壁になりそうですし、いざとなれば下ワザで220ダメージまでは出せる点も評価できます。枠と相談ですが、サブアタッカーとして1枚採用しても良いかもしれません。

 

一方で、両者とも最近登場したジュナイパ―や「チルタリス」に対しては無力となってしまう点では、ボルケニオンは差別化できています。完全に無視するのであれば、ボルケニオンビクティニV or ガオガエンVでも良いと思います。 

 

キュウコンV

3神が猛威を振るっていた時期であれば、1枚入れておいても全然強かったのですが、最近はムゲンダイナをはじめ、特定のタイプ起因でワザの火力が上がったり、効果が得られたりするため、キュウコンでコピーしても全く火力が出ない場面が増えてきました。今後も同じような傾向が続くのであれば、あまり採用することは無いかもしれません。

 

ズガドーンGX

相手のTAG TEAMポケモン or VMAX ポケモンと、GXポケモン or Vポケモンを倒せれば"バーストGX"で勝利なので入れても良いのですが、GX権をレシリザ or ヒードランで使用しないとVMAXポケモンが倒せない(倒しづらい)ので、入れてもあまり出番がないかもしれません。

 

●ウッウV

1エネでデッキサーチ、無色3エネでどこでも160ダメージと、かなり優秀だとは思います。
ただ、前者はマリィがある今の環境ではそこまで役に立つとは思えず、後者もデデンネや非Vのポケモンを狙撃することはできますが、ワザの使用後はエネがトラッシュされるため、さらにエネの管理が難しくなるかと思い、私は採用していません。それであれば、同じ無色3エネで起動でき、後半であれば高火力も期待できるバイウール―の方がこのデッキには合っていると感じています。
あらかじめVMAXポケモンに狙撃しておくと、"フレアストライク"の射程圏内に入れられるのは評価ポイントだと思います。バイウール―とどちらを採用するかはお好みになるかと思います。

 

●グレートキャッチャー

枠に余裕があればぜひとも入れたい一枚。

現状、ほとんどのデッキがデデンネを採用していることから、終盤に引けるとそのままフィニッシュに持ち込むことができます。炎デッキは特に溶接工とボスの指令を両方使いたいターンが存在するので、これがあるとめちゃめちゃ便利だと思います。

 

デッキの回し方、意識することなど

 

基本的には後攻を選択します。

1ターン目にやることは単純で、バトル場にボルケニオン、ベンチにレシリザを置いて、"フレアスターター"でレシリザに加速することです。理想は1ターン目に溶接工+"フレアスターター"で5エネ付けることですが、最低限3枚付けば次のターンに溶接工で6エネにできるので、まずはエネ加速をすることを意識しましょう。

2ターン目の動きとしては、1ターン目に準備したレシリザで相手のエースポケモンを狩ることが目標です。1ターン目に5エネが付いていれば手張りで追加効果ありの"ダブルブレイズ GX"を使えるため、相手ベンチでゆっくり準備中のエースポケモンをボスの指令で引きずりだしてやりましょう。VMAXポケモンでない限りは倒せるはずです。VMAXポケモンである場合は、ガラルジグザグマを絡めて倒せるプランが取れるのであればそれに越したことは無いですが、"フレアストライク"で刻んでも全然良いと思います。その場合は、後続を育てることを意識し、ヒードランもしくはバイウール―をベンチで育て始めると、万が一レシリザがやられた場合もリカバリーが効きます。

2ターン目に相手のエースポケモンを倒すことができれば、大体のデッキはそこで停止するはずなので、非Vのポケモンデデンネ or クロバットを倒してゲームエンドです。

 

とにかく意識することは、相手に主導権を渡さないことです。
常にこちら側が王手をかけ続けてプレイすることで、相手からすると戦略の幅がグッと狭くなり、わずかな勝ち筋を追って戦うことになります。それを押し付けることができるのがレシリザの強みだと思っています。

 

ここからは、最近対戦したデッキから、戦い方のプランなどを簡単に記載します。

あくまでも理想です。

 

★対 3神ザシアン

相手は先攻を取る前提なので、後攻特化型ではない限りは後攻がもらえます。

大抵の場合は先攻2ターン目に"オルタージェネシス"なので、2ターン目まではこちらは被弾しない計算になります。ここで考えるプランとしては2つです。

  1. 後攻2ターン目までに、3神を倒せるのであれば、3神を倒す。
  2. 後攻2ターン目までに、3神を倒せないのであれば、ザシアンを倒す。

1の場合は、"アルティメットレイ"を撃たせないことで、後続のザシアンの育成を妨げることができます。「メタルソーサー」から起動してくることがあるので、絶対とは言えませんが、先攻3ターン目で"ブレイブキャリバー"をされても、最近の3神ザシアンはガラルニャイキングを採用していないので、260ダメージであれば耐えられます。次のターンに前のザシアンを狩って、後続が育っていればボスの指令でデデンネやら鋼タイプのポケモンを引きずり出してゲームエンドです。

2の場合は、"アルティメットレイ"を撃たれることは受け入れつつも、後続に2体目のザシアンを要求することができます。また、"アルティメットレイ"ではレシリザは落とせないので、後攻3ターン目に3神を倒せれば、あとは後続のデデンネなどを狩って勝ちです。

2のプランでデデンネ or クロバットに"アルティメットレイ"を撃たれるのが一番まずいパターンなので、その場合はむやみにVやGXポケモンを置かずに、レシリザ、もしくは非Vのポケモンのみで戦うことを意識しましょう。

 

★対 ピカゼク

ムゲンダイナやセキタンザンの登場で数は減ったと思いますが、まだまだ現役のデッキだと思います。

こちらも相手は基本的に先攻を取るはずなので、後攻がもらえます。

1ターン目のプランは対 3神ザシアンと同じですが、2ターン目のプランが変わってきます。

相手は先攻2ターン目に"フルドライブ"を使用し、後続のライチュウ&アローラライチュウ GX(以下、ライライ)にエネ加速してくることが想定されるため、相手のバトル場はピカゼク、こちらのバトル場はボルケニオンが倒されてレシリザになることが多いです。ここで、相手のピカゼクに大きなおまもりが付いているとプランが変わってくるのですが、付いていない場合、もしくは手札にツールスクラッパーがある場合は、ガラルジグザグマで10ダメージ与えておくと"フレアストライク"で倒すことができます。そうすれば、GX権を温存することができ、次のターンに"タンデムショック"でマヒにされても、いれかえ→"ダブルブレイズ GX"でゲームエンドに持ち込めます。

ただし、ピカゼクを相手にする上で厄介なのが「エレキパワー」で、万が一エレキパワー込みの"ライトニングライド GX"を使われると、レシリザがやられてしまう可能性があるので、なるべくおまもりやヒート炎エネルギーで耐久値を上げて、エレキパワーの要求枚数を増やしたいところです。

 

★対 ムゲンダイナ

このデッキも盤面を展開する必要があるため、先攻を選択すると思うので、自ずと後攻がもらえます。

このデッキに対しては、正直相手依存のところが大きいと思っています。もちろん、後攻1ターン目にしっかりとエネ加速と耐久アップが出来れば、ボルケニオンがやられた返しに‘’フレアストライク‘’と、次のターンに‘’げきりん‘’で1体は倒せますが、次のムゲンダイナが準備できていると連続して高火力が飛んでくるので正直キツイです。

ただ、何回か戦ってみて、なかなかベンチ展開が出来なかったり、エネルギーが張れないターンが発生すると、リセットスタンプなどを絡めて巻き返すことが可能な印象です。

勝てない相手では無いですが、本当に紙一重の戦いを強いられるので、特に注意が必要な相手です。勝率としては5割ぐらいでしょうか。

 

★対 セキタンザン

セキタンザンもVMAX前提で動く必要があることや、ギミックポケモンを並べるために先攻を取ることが多いと思っています。こちらも後攻がもらえると思ってよいでしょう。

対セキタンザンで意識することは、"ヒートボンバー GX"でセキタンザンを仕留めることです。相手のデッキの性質上、セキタンザンVMAXの実質HPが350~400ぐらいになります。そんなのをチマチマ殴っていても相手の思う壺なので、できれば"ヒートボンバー GX"で一撃で仕留めたいです。
ただ、これを序盤にやるためには盤面にエネが7、8枚必要になり、あまりにも現実的ではないため、前半はレシリザメインで戦います。"フレアストライク"を連打できれば、「ストーン闘エネルギー」があっても400ダメージぐらいは出せるので、1体はこれで沈めることができると思います。そのためには、間にマオ&スイレンを挟みたく、これにより最低2回の攻撃が可能なのと、盤面のエネルギーキープにつながります。そして、2体目のセキタンザンを"ヒートボンバー GX"で倒すのが理想です。

ただ、何もセキタンザンVMAXを2体相手にする必要はなく、途中でマグカルゴヤレユータンを倒せていれば、Vポケモンを倒すことでもゲームエンドに持ち込めるため、その場合はこちらのプランを取った方が圧倒的に楽です。アホみたいな耐久ポケモンは相手にしないこと。

 

★対 マルヤクデ

このデッキの相手をする場合のみ、後攻を取りあうじゃんけんになると思います。

後攻をもらえれば儲けものですが、先攻になった場合もこちらにはジラーチがあるので、慌てずに準備すればよいと思います。先攻1ターン目にレシリザに手張りできて、次のターンに溶接工でしっかりと4エネ付けられれば、マルヤクデVは落とせます。

マルヤクデVMAXになると、耐久や火力がどんどん増えていくので面倒ですが、レシリザを沈めるために必要なエネルギーの枚数は最低6枚であり、おまもり等が付いていれば確定数が変わるため、一撃でやられる可能性は低いと思います。レシリザと違い、VMAXしつつエネルギーを加速する必要があるので、6エネ付くのもかなり手札がよくないとできないはずです。げきりんを絡めながら1体目を倒しつつ、サブアタッカーで2体目のマルヤクデ、もしくは非V+デデンネ or クロバットを倒しましょう。

 

他にも、マホイップやアメイジングライコウのデッキなども主流になっていますが、このブログを書いている時点で対戦経験が無いため、割愛します。

ですが、どのデッキに対してもやることは同じなので、こちらの理想盤面を押し付けて有利な戦況で戦いましょう。

 

ちなみにですが、私はこのデッキを使用して現在16連勝中ですw(8/3 現在)

※最新の店舗優勝ツイート↓ (デッキ名がレ"ジ"リザになってる...)

 

実際に使って戦ってみて、改めてレシリザの強さを感じています。

一時期はレシリザの時代は終わったと言われていましたが、ここにきて過去のような強さが戻ってきていると思います。

これからも、水デッキが主流にならない限りは使い続けたいですね(笑)