はまブロ

主に趣味の話のブログ。時々仕事の話やプライベートなど。気が向いたら筆を執ります。

シティリーグS4を終えて

昨日、シティリーグS4に参加してきたので、毎度のごとく参加レポートを残しておきます。

 

【時は少し遡り、一週間前…】

10/17(日)、この日私は大宮PAOのシティリーグに参加する予定で、一週間ほど前からデッキの調整などを進めていました。前の週のトレーナーズリーグにも参加し、久々に実践感覚を取り戻しつつ、今の環境にどのようなデッキが多いのかもおおよそ把握することができました。

そして、10/16(土)の朝、忘れないうちにデッキ登録しておこうと思ったときに事件が。

「…シティリーグ、エントリー出来てないんだけど?」

 

大事件です。シティリーグのエントリーが始まったその日に、必死になってエントリーをしたはずなのに、エントリーができていないのです。嘘やろ。

さて困りました。既にシティリーグはどこも定員に達しており、キャンセルが発生するのを狙うしかありません。ちょくちょくサイトを確認しながらキャンセルが出ているか確認しますが、山口だったり、福井だったりと遠いところばかりです。これは終わったかと思っていたのですが、なんとか10/17(日)の朝に今回の会場でエントリーできました...。危うくCSPを無駄にするところでした。

 

■デッキ選択の経緯

今回のシティリーグでは、CL京都で活躍したデッキたちが多く存在することが予想されました。白馬スイクン、ミュウVMAX、クワガノンあたりがTire1といったところでしょうか?

元々、今回のシティリーグも毎度おなじみの炎デッキで臨む気満々だったのですが、2週間前に参加したトレーナーズリーグで白馬スイクンにボコボコにされてしまい、さすがに今回ばかりは炎デッキは無理そうだという結論に至りました。

※ちなみに、こんな摩訶不思議デッキを使用する予定でした。白馬スイクンにどう足掻いても勝てないので止めましたが。

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そうなると、他に使用するデッキの候補としては、白馬スイクン、ミュウVMAX、ムゲンダイナ、ルカメタザシザマ、3神ファイヤーなどがありました。ただ、この時点でミュウとムゲンダイナはいわゆる環境3すくみの中にいることもあり、弱点マッチを踏んだ時に対処しづらそうということから候補から落ち、ルカメタも練度が足りていないことから、25分で試合が終わらないため候補落ち、残りは白馬スイクンか、3神ファイヤーとなりました。

この2択となった時、今まで使用していた溶接工型に近いのはメロンを採用している白馬スイクンなのですが、白馬スイクンは"うらこうさく"の適切な判断ができるのかが怪しく、ミラーとなった時に練度の差で負けそうだなーと思い、苦渋の決断ではありましたが、3神ファイヤーを使用することにしました。これまで散々3神を嫌ってきた人間が、ここにきて大会で使用することになるとは思いませんでした。

※脳内ではこのような葛藤が繰り広げられていました(笑)

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消去法的にデッキ選択した形にはなりましたが、環境に対してはマッチしていると思っており、白馬スイクン、ミュウVMAX、クワガノンそれぞれに対応可能であり、使用者の力量次第(ここ大事)で十分に戦えると感じていました。相手に合わせて戦い方を変えていくというのはビクティニブラッキーに通ずるところもあるので、その時の経験が生かせればとも思っていました。

 

■デッキレシピ

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デッキコンセプト

これまでの3神ザシアンとは異なり、ガラルファイヤーVがアタッカーに加わったことにより、環境に多い悪弱点のポケモン(ミュウVMAX、黒馬VMAX)を弱点込みで倒しつつ、3神の強みである3-2-2のサイドプランと、オルタージェネシスによるサイドレース先行を基本のゲームプランとしています。

 

以下に採用理由などを記載していきます。

 

ポケモン

アルセウス&ディアルガ&パルキア GX 2枚 (以下、3神)

デッキの根幹。ポケカ世界線をぶっ壊した張本人。

説明するまでもない強さですが、いかに先攻2ターン目にオルタージェネシスを宣言できるかがカギになってきます。

 

●ザシアンV 2枚

神たちの相棒。VMAXポケモンが環境に増えてきたこともあり、昔ほどブレイブキャリバーのダメージが通らなくなってきたのと、アルティメットレイまで宣言できなくなってきていることから、メインで戦うことは少なくなりましたが、メタルソーサーなどから奇襲を仕掛けるアタッカーとして、そして初ターンに置ければ3枚ドローの役割も担っているので、サイド落ちケアの2枚採用。

 

●ザマゼンタV 1枚

最近の3神にはザマゼンタVは入っていないことが多いですが、VMAXポケモンに対して1ターンもらえる可能性があることと、中打点の火力+特殊エネ破壊は優秀だと思い、1枚だけ採用しました。

 

●ガラルファイヤーV 2枚

神たちの新たな相棒。いまや、ほとんどのデッキに採用されていると言ってもおかしくないぐらいどのデッキからも出てくるようになった気がします。

キバナと合わせて使用することで、特性+手張りで即起動のカウンターができるのは非常に強いです。

 

クチートGX 1枚

今時としては少し珍しい採用かもしれません。クチートを採用した理由は白馬スイクンに対して、キバナ+手張りで即起動できる鋼タイプが欲しかったためです。白馬スイクンはデッキの性質上ベンチにポケモンが並ぶので、カウンターとしては十分な火力が出せると思いました。他のデッキに対しても、初ターンから出してデデンネクロバット潰しが狙えるのも優秀だと思います。

 

デデンネGX 2枚

クロバットV 1枚

●ワタシラガV 1枚

サポートポケモンズ。この配分に関しては特にコメントする必要もないかなと思いますが、デデンネを3枚採用する型もあるので、一概にこの枚数が答えというわけではなさそうです。

 

マーシャドー 2枚

このカードの採用枚数はちょっと特殊かもしれません。今の環境は頂への雪道を採用したデッキの数が増えてきたこともあり、雪道の影響をモロに受けるこのデッキとしてはしっかりケアする必要があると感じました。また、混沌のうねりがあるとトキワの森が使いにくい点に対しても対応可能です。あとは自身で張ったトキワの森を相手に使わせないために割ることもでき、2枚あるとそれなりに活躍の場が多いです。

 

グッズ

●クイックボール 4枚

割愛します。

 

●プレシャスボール 3枚

今の3神ファイヤーデッキはタッグコール型と、プレシャスボール型の2種類があるようで、タッグコール型の強みはグズマ&ハラや、ナツメ&ハチクでの展開が挙げられます。ただ、デデンネには直接タッチできない点と、クチートを採用したことによってプレシャスボールの方がこのデッキは使いやすそうだなと思ったことから、プレシャスボールを採用し、枚数も少し多めの3枚にしました。

 

●メタルソーサー 2枚

このデッキでは、ザシアンがメインアタッカーでは無いので、相対的に鋼エネの枚数も昔ほど多くないことから、メタルソーサーの枚数も2枚に減らしました。

 

●エネルギー付け替え 3枚

後1オルジェネを狙うためにはもちろんのこと、ガラルファイヤーで加速したエネを他のポケモンに付け替えてアタッカーを即起動させるための採用です。メタルソーサーの枚数を減らしたので、ここも1枚減らしても良かったかもしれません。

 

ポケモンいれかえ 2枚

●ふうせん 2枚

当初はいれかえ1、あなぬけのヒモ1、ふうせん1の配分だったのですが、一人回しをしていて、ポケモンを入れ替えたい時に入れ替えができないことが多かったので、この配分としました。

 

●タフネスマント 1枚

ここは大きなお守りとの選択になるかと思います。私の場合はザマゼンタを採用したこともあり、3神の+30よりも他のVポケモンの+50を優先することにしました。

 

●うねりの扇 1枚

ミュウデッキに対して、ウィークガードエネルギーを剥がすことが主な使用先になります。他にも3神ミラーのオーロラエネ剥がし、ムゲンダイナ、ゲンガーのハイド悪エネ剥がしにも使用を想定しています。白馬スイクン相手には速攻でクイックボールのコストになるでしょう。

 

●ツールスクラッパー 1枚

白馬スイクンが増えたことでタフネスマントのケアをするための採用です。他にもふうせんを採用したデッキに対しても積極的に使用していきたいカードです。ツールジャマーと迷いましたが、自身のデッキがふうせんやタフネスマントなどを持たせることが多いので、スクラッパーの方を採用しました。

 

●リセットスタンプ 1枚

昔であればこのカードを採用せずとも主導権が握れていましたが、最近はそうも言ってられなくなってきたので、1枚採用しました。

 

サポート

●博士の研究 4枚

当初は3枚のプランもありましたが、やっぱりこのデッキはどんどん山札を掘り進めて行く必要があるので、4枚に落ち着きました。

 

●マリィ 2枚

正直、今の3神にマリィが必要なのかと最初は思ったのですが、やっていくうちに手札干渉は必要だと感じたので、2枚採用しました。

 

●ボスの指令 4枚

デッキのコンセプト上、デデンネなどの置物ポケモン2体を取って勝ちたいのでフル採用です。

 

●キバナ 1枚

このデッキを陰で支えるキーカードです。今回のシティリーグのMVPのカードでもありました。

ガラルファイヤーの説明でも書いたように、前のターンにポケモンがきぜつしていた場合にガラルファイヤーを即起動してカウンターができるのは非常に強いと感じました。このカードに2度救われました。

デッキから持ってくるカードもなんでもOKというのも非常に強いと思います。

あんまり高くなかったので、先日SRを購入しました。シティリーグにSRを忍ばせて参加したら活躍してくれたのでやっぱりできる男は違うなと思いました。(そうじゃない)

 

スタジアム

トキワの森 2枚

当初は3枚採用していたのですが、マーシャドーを2枚採用したので相手のスタジアムケアには3枚もいらないかなと思い、2枚にしました。あまり長く場に置きすぎると相手にもメリットになってしまうので、なるべく序盤の使用だけに限定して、使用後はマーシャドーで割っておくのが重要かと思います。

 

エネルギー

●基本鋼エネルギー 5枚

●基本悪エネルギー 4枚

●基本水エネルギー 2枚

●オーロラエネルギー 2枚

エネ配分は、オルタージェネシスを使用するため鋼エネをメインとし、ガラルファイヤーの為の悪エネを4枚、水エネルギーと、オーロラエネルギーの採用枚数は1-3がわりと多いようですが、トキワの森で持ってこれるのと、うねりの扇ケアで2-2の採用としました。アルティメットレイでの加速もできるので、個人的にはこの配分が一番いいかなと思っています。

 

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■当日のマッチアップ

1回戦 vsれんげきテンタクル 3-6 × 後攻
ザシアンVスタート、相手はオドリドリGXスタート。相手の1ターン目はメッソンが場に出て終了したので、事故っていそうな感じではあったのですが、こちらはもっと悲惨なことに。なんと手札にエネルギー付け替えが3枚来ているのです...。そしてトップで引いたのが博士の研究。手札に他にサポートはないため、仕方なく博士の研究で付け替えを巻き込んで山札を掘り進めますが、当然のごとく後1オルジェネは決められず、さらには3神にたどり着かないという事態に。テンタクル相手にオルジェネ無しはさすがに辛いので、どこかでキバナ込みで起動するプランを取ることにしました。

一方で、相手はジメレオンのうらこうさくから事故気味だった盤面を修正してきました。後攻2ターン目に3神にたどり着いたのですが、キバナ込みでオルジェネを使うという頭が先行してしまい、エネの手張り先を間違えました。相手もそこまで動けている状態ではなかったので、落ち着いて後攻3ターン目にオルジェネを決めるプランにすればよかったのにと後から反省しました。

このエネの貼り間違えが仇となり、結局オルジェネを使うことがないまま押し切られてしまい負け。幸先の悪いスタートとなりました。

 

2回戦 vsモクナシゴリランダー 2-6 × 先攻
デデンネGXスタート、相手はモクナシスタート。
またしても手札事故でデデンネに悪エネを手貼りして終了という事態。ただ、相手も事故っていたようで、後1でサルノリがベンチに出なかったので、少しだけ救われました。先攻2ターン目は博士の研究で山札を掘り進め、3神に手張りをして番を返し、後攻2ターン目にはさすがにサルノリがベンチに出て、スーパーグロウでゴリランダーに。
こちらは先攻3ターン目でオルジェネを使用し、先攻4ターン目でボスの指令でゴリランダーを狩ることに成功。これでエネ加速を止めることができました。

ただ、後攻4ターン目に相手が張った頂への雪道が勝負を大きく分けることに。この時手札にエネが無く、ドロサポ、雪道を割る手段がない状態でした。ベンチにはアルティメットレイで2エネづつ付いたザシアンVとガラルファイヤーVがいました。この時、何を血迷ったのか、ザシアンを出してしまいました。ガラルファイヤーVを前に出せば最悪エネを切って逃げればよかったのに、草弱点に日和ったんでしょうね。結果、トップで引いたメタルソーサーが使えず、雪道のせいで何もできずに番を返すという最悪の展開に。返しのターンにガラルファイヤーVを取られて、最後はデデンネ取られて負け。
2戦連続でヘマをするという、明らかに練度の低さが露呈していました。

 

3回戦 不戦勝
俺は戦いに来たのに、そりゃないだろ…まぁ、勝てないやつが悪い。

この間に、前2試合の反省をしつつ、気持ちを切り替えていました。どう頑張っても決勝リーグは無理なので、最低限CSPだけでも取って帰ろうと前向きに考えることにしました。

 

4回戦 vs黒馬 6-2 ○ 後攻
ザシアンVスタート、相手は黒馬Vスタート。
先攻は取られたものの、相手のベンチに黒馬がそこまで展開されなかったので、あまり手札がよくないと判断。相手はベンチにゲンミミを置き、ゲンミミに手張りをして番を終了。こちらは後1オルジェネを無理して狙わず、2ターン目に確実に決めに行くプランを取ることにしようと思ったのですが、まさかの3神が2枚サイド落ち。どうしようかなと思ったのですが、とりあえずガラルファイヤーVを育てることにしました。

先攻2ターン目にホラーハウスGXを追加効果ありで使用され、手札には大量のトレーナーズが来てしまったので、バトル場のザシアンはやられる覚悟で強気のふとうのつるぎ宣言エンド。その返しにボスの指令でガラルファイヤーが呼び出されてしまったのは誤算でしたが、その返しに手札の2体目のガラルファイヤーVをベンチに置き、デデンネからキバナにタッチできたことで形勢逆転。バトル場のゲンミミを倒すことに成功。相手はこのガラルファイヤーVが倒せず、返しのターンにボスの指令で裏の黒馬VMAXを狩って勝ち。キバナの強さが証明できた試合でした。

 

5回戦 vs黒馬 6-5 ○ 後攻
マーシャドースタート、相手は黒馬Vスタート。

黒馬2連戦かーと思っていましたが、4回戦目と違い、ベンチに大量の黒馬Vが展開されました。これは後1オルジェネを決めないと押し切られて負けだと感じたため、これまで一度も成功したことがなかったですが、後1オルジェネを決めに行く決断をしました。

幸いにも手札にはプレシャスボール、クイックボール、いれかえ、そしてトップで引いた博士の研究があったので、クイボでザシアンV、プレシャスで3神、いれかえて博士の研究でドロー、さらにデデンネクロバットも絡めて全力で山を掘り進めた結果、メタルソーサー、付け替えに到達し、初の後1オルジェネを達成。正直この時点で半分満足していたのですが、返しのターンに相手のボス指令でザシアンVがバトル場に縛られてしまい、ピンチに。相手はMMからホラーハウスGXでターンをさらに稼ぎ、エネを大量展開してきました。ここで、4回戦と同じく、3神は献上する覚悟で強気のふとうのつるぎエンドをしたのですが、手札はまさかのエネとポケモンばかりに。そうとは知らない相手はボスの指令で3神を呼び出し倒そうとしますが、手札を見れば4枚しかトレーナーズが無く、3神が倒れないまさかの展開に。その為、こちらはボスの指令でデデンネを呼び出して倒すことに成功しました。

あとは黒馬バドレックスをガラルファイヤーで倒すだけなのですが、ガラルファイヤーが1枚サイドに落ちており、うかつにベンチに置いて倒されてしまうと勝ちのプランが無くなるので、ギリギリまでベンチに置かずにいたのですが、相手はザシアンVを倒し、サイドは3-5。リセットスタンプも使用され、手札はトップ含めて4枚。幸いにも、手札にはガラルファイヤーが来たので、あとはキバナにさえ到達できれば勝てる状況で、引いたトップが...キバナでした。引いた瞬間背筋が凍りました。プラン通り、ガラルファイヤーVを即起動し、バトル場の黒馬VMAXを倒してギリギリ勝利。残り時間も1分を切っており、本当にギリギリの戦いでしたが、久しぶりの好ゲームを制することができ、非常に楽しい1戦となりました。

 

★総括

今まで毛嫌いしてきた3神でしたが、やはり使ってみるとオルタージェネシスの強さは健在で、デッキパワーが高いことを十分に感じ取ることができました。

また、最近はオルタージェネシスの返しに3神が倒されるケースが多いので、そのあたりも考慮して立ち回る必要があり、昔ほど単純なデッキではないことも学ぶことができました。もうじきCレギュが落ちますが、アルセウス様は今度はVSTARで暴れること間違いなしなので、今後も神にゴマをすって生きていこうと思います。

あと、キバナはめちゃくちゃ強かったです。

 

次のシティリーグがいつになるかはわかりませんが、今度はエントリーミスがないようにするのと、また決勝トーナメントに進むことができるように頑張りたいと思います。