はまブロ

主に趣味の話のブログ。時々仕事の話やプライベートなど。気が向いたら筆を執ります。

シティリーグ 2023 S1優勝 & チャンピオンズリーグ2023 京都 参加レポート

特に更新するほどのネタも無かったので、半年ほどブログの執筆が滞っていましたが、年末に向けてあれこれとブログネタが出てきたので久々の更新です。

多分、年末に向けて3記事上げる予定で、今回はその第1弾です。

タイトルにもなっていると思いますが、11/27(日)に開催されたポケモンカードの中規模(60人程度)大会であるシティリーグにて、自身初の優勝を飾ることが出来たので、その感想とかをつらつらと。

また、12/10(土)〜12/11(日)に京都府で開催された大規模(3000人程度)大会であるチャンピオンズリーグ京都(以下、CL京都)に参加してきたので、その参加レポートです。

 

■環境考察とデッキ選択の経緯

パラダイムトリガー、そしてVSTARユニバース発売後は以下のようなデッキが環境TOPにいると感じていました。

シャロンchより引用

https://youtu.be/C9eGHBbZ2jg


強さ、シェア率ともに圧倒的なルギアVSTARのデッキが群を抜いてTier 1、続いてミュウVMAX、ロスト軸のバレットデッキ、さらにレジギガス、ジュラルドンと続きます。

これらの環境に立ち向かうために、これまで愛用していたアルセウスVSTARバレットの使用を検討していたのですが、ルギアはおろかロストバレットにも勝てるビジョンが見えず、あえなく断念。

また、Tier 4の位置にいるムゲンダイナデッキも相手の特性を止めることのできるガラルマタドガスを採用することで一定の勝ち筋があるように見えましたが、盤面が出来上がってしまったルギアに対して捲る手段が少なく、これも没になりました。

 

...じゃあ、ルギアしかなくね?となり、渋々ルギアデッキを使うことになりました。

 

パラダイムトリガー発売当時は、技の効果の面白さからレジドラゴVSTARデッキを使用していました。Cレギュレーションまで使用していたミュウツー&ミュウGXを彷彿させ、コピー先の技にも優秀なものが多いことからある程度戦えると感じていました。…あのルギアデッキが世間に公開されるまでは。

時は少し進み、ルギアデッキの考察が進み始めてきた頃に行われた第5期ポケカ四天王決定戦。その時にヤマグチヨシユキ選手とイトウシンタロウ選手が使用していたルギアデッキを見て、これはレジドラゴVSTAR では勝てないと感じました。そして何よりそのデッキの完成度の高さと対応力の高さに心惹かれ、ルギアデッキを使用していく決意を固めました。

パラダイムトリガー発売後数日のルギアデッキは、どちらかというとルギアにエネルギーを集めて戦うことがコンセプトで、サブアタッカーにはあまり重きが置かれていませんでした。しかし、四天王決定戦で使用されたルギアデッキはルギアデッキとは名ばかりで非Vのポケモンが主体のバレットデッキでした。自分はこれまでバレットデッキを好んで使ってきた傾向があったので、このデッキを見たときに即座にこれだと思いました。

そこからは、四天王のレシピを参考にしながら、自分なりのアレンジを加えていくことにしました。そのデッキが以下になります。

 

■デッキ解説

www.pokemon-card.com

デッキコンセプト 

ルギアVSTARの特性“アッセンブルスター”によって、トラッシュのアーケオスをベンチに展開し、アーケオスの特性“プライマルターボ”から大小様々なアタッカーを即起動させ、相手のポケモンを倒していくバレット寄りのデッキとなります。

いかに先攻/後攻2ターン目にアーケオス2体をベンチに展開できるかと、アーケオス展開後はどのアタッカーで相手のポケモンを倒していくかが重要となります。

 

以下に採用理由などを記載していきます。

 

ポケモン

●ルギアV-VSTAR 3枚-3枚

このデッキのメイン。ただしそれは序盤までの話。試合の後半、なんなら中盤ぐらいには盤面からいなくなってます。

というのも、VSTARパワーさえ使えればあとはサブアタッカー達で戦えるので、わざわざサイド2枚取られるポケモンを置いておく必要が無いんですよね。

なるべくバトル場でスタートしたいのと、対ルギアの後攻時、対ミュウは初ターンに2枚展開しておかないと1体取られた瞬間にゲームセットになるので、本当はVを4枚採用したかったのですが、枠の都合上3枚になりました。

 

ネオラントV 1枚

カプ・テテフGXの生まれ変わりとして登場したにも関わらず、テテフに比べてアタッカーにならないから用が済んだらただの置物と散々言われてきましたが、ついに日の目を浴びることになりました。

このデッキの場合、山札からエネルギー加速をするため、攻撃後に山札に帰っていくこのカードは非常に相性が良いです。さらに、現環境に多いロストデッキや同じルギアデッキのアタッカーのHPが大体120ぐらいなので、ちゃんと相手のポケモンは倒しつつ、でもこちらはサイド2枚献上する前に山札に逃げることができ、非常に強力です。

もちろん、従来のお仕事である山札からのサポートサーチによって状況に応じたサポートカードを手札に加えることが出来るのも強力です。

最近は2枚採用のルギアデッキも増えてきましたが、このデッキには2枚目は不要と判断し1枚のみとしました。

 

ムーランドV 1枚

現四天王のヤマグチヨシユキ選手が四天王決定戦で使用したことをきっかけに流行りだした1枚。現環境でシェア率上位にいるロスト系統のデッキへの対策として採用されたことがきっかけです。

上の技“おかわりファング”で相手のたねポケモンを倒した場合にサイドを+1枚多く取れることから、キュワワーヤミラミマナフィあたりをパワフル無色エネルギーの打点補助込みで倒すことでサイドレースを優位に進めることが可能に。シティリーグ、CL京都共に大活躍でした。

 

アーケオス 4枚

このデッキの鍵であり、いかにして先攻/後攻1ターン目からトラッシュに送ることが出来るかが重要となるため最大枚数の4枚採用。3枚で試していた時期がありましたが、サイドに2枚落ち絶望した経験から、4枚意外の選択肢が取れなくなりました。

このポケモンがベンチに展開されたら、あとは山札のアタッカーとエネルギーの枚数と相談しながら戦えば大体のデッキには勝てます。それぐらい強いです。

自身もパワフル無色エネルギーの恩恵でアタッカーになり得る点は非常に優秀です。

 

●かがやくリザードン 1枚

デッキに1枚しか採用出来ないかがやくポケモン枠です。普段のデッキであれば、特性によって終盤に少ないエネルギーで高火力を出せるアタッカーとして運用しますが、このデッキであれば序盤からでも起動でき、相手のV、VSTARポケモンを一撃で倒すことが可能です。

先日発売したVSTARユニバースで新規イラストが収録されたので速攻で変えました。我が魂とも言えるリザードンを採用出来たこともこのデッキを選択した理由の1つかもしれません。

 

イベルタル 1枚

ついに日の目を浴びることになったカード。2年前に登場した際は要求エネの複雑さから、ほぼ決まることが無いと馬鹿にされていましたが、このデッキであれば1ターンで起動が出来てしまいます。相手のポケモンを問答無用で気絶にできる強さは味方にすると頼もしい限りです。

このカードが流行したことにより、VMAX主体のデッキにはビッグパラソルを採用せざるを得なくなるなど、環境に大きな影響を与えています。

 

●ザマゼンタ 1枚

このデッキのオリジナルポイント。通常はアメイジングライコウなどがこの枠に入るのですが、レギュ落ち目前のカードに5000円も払いたくなかったので、代わりとなるカードを探していました。

ライコウの代わりになるためには、以下の条件を満たす必要がありました。

・HP130以上(おとぼけスピット、アクアリターン、アメイジングシュート圏外)

・たねポケモン

・要求エネが比較的楽

・そこそこの火力が出る

 

さすがにそんなカードあるわけ…あった。

今年のシールド戦のパック「白熱のアルカナ」にて収録されたこのカードは、単体性能が優れていることからロスト系統のデッキへの採用が多く見られました。エネルギーが付いていることで相手から受ける技のダメージが-30になる特性を持つことから、実質HP160で、たねポケモンで、要求エネもオーロラエネルギー2枚と無色1エネで許容範囲、火力も特定の条件下で220ダメージ出せ、素点が100ダメージあるので小物程度なら倒すことができる。完璧か?

昨今流行っているロストデッキでは、このザマゼンタを1ターンで突破するのはなかなか至難の技であるため、サイドレースを逆転できる可能性があります。これは対ルギアミラー戦においても同じで、倒せるのがルギアVSTAR、かがやくリザードンイベルタル、パワフル無色エネルギー2枚付きのアーケオスぐらいなので相手の選択肢を狭めることが出来ます。これが私なりの環境への答えだと考えています。

実際、このカードのおかげでシティリーグ優勝を決めることが出来たので、採用した価値はあったと思います。

 

マナフィ 1枚

最近のデッキ分布的に、“アメイジングシュート”のライコウの採用が多いため、このポケモンを入れておかないと突然盤面破壊されて負けます。

後述のウォッシュ水エネルギーを付けておくことで、ヤミラミの“ロストマイン”で倒されることが無くなります。ロスト軸のデッキと戦う際はセットで行うようにしましょう。

 

バケッチャ 1枚 

序盤の“頂きへの雪道”、終盤の“シンオウ神殿”が非常に辛いので、ボール1枚からスタジアム破壊に繋げられるカードとして採用。

 

グッズ

●クイックボール 4枚

●ハイパーボール 4枚

●しんかのおこう 4枚

とにかく序盤にアーケオス2枚をトラッシュに送る必要があるので、ボールとしんかのおこうは最大枚数投入。手札に複数種類あるのであれば、優先順位としてはしんかのおこう→ハイパーボール→クイックボールの順番で使用して山札を確認することが好ましい。ネオラントVとバーネット博士が入っている関係で、ルギアVが場にいるのであればしんかのおこうとボール1枚で理想盤面ができてしまうので、盤面形成の再現性は比較的高いと思っています。

 

●こだわりベルト 2枚

かがやくリザードンへ装備し280ダメージをVSTARポケモンに当てる際と、ルギアVSTARでフルパワー330ダメージ出してVMAXポケモンを倒すために必要になります。

最近は非V主体のデッキが多いため腐りがちなカードではありますが、ルギアミラー対面ではキーになってくるカードであるため2枚採用。

 

●ロストスイーパー 1枚

バケッチャ同様、スタジアムへの対抗札として1枚採用。また、現環境でVMAXポケモンに多く装備される“ビッグパラソル”を剥がし、イベルタルアメイジングデスを決めるためにも必要となります。

 

サポート

●博士の研究 3枚

願わくば4枚採用したいですが、引きたいのは序盤だけなので3枚採用としました。3枚目の枠はマリィやツツジなどに変えたほうが強いかもしれません。

 

●マリィ 2枚

どの対面においても、使用することで相手の事故お祈りが期待できます。対ルギア戦では後攻1ターン目から使用出来ると相手が先攻2ターン目でアーケオス2体を展開出来ない状況を期待することが出来たり、対ロスト軸デッキ戦では、中盤、終盤に使うことで相手のやりたい動きを鈍らせて動けない1ターンを生み出すことが期待できます。実際、このカードで何度も救われた/躓かされたので、ソード&シールドシリーズ最強のサポートカードだったかもしれません。

 

●とりつかい 1枚

元々はシティ出場の数週間前に流行ったマヒ構築を意識した入れ替え札として採用していました。シティ出場時はまだ一定数マヒを意識したデッキが見受けられましたが、直近のCL京都環境ではあまり見受けられませんでした。

このカードをCL京都環境まで残した理由としては、

・単純に入れ替えにエネルギーを切らずに済む可能性があること

・かがやくリザードンが連続で250 or 280ダメージを出せる可能性を残せること

の2点が挙げられます。

1つ目のポイントは、エネルギー枚数が限られているこのデッキならではのデメリットを解決するカードであり、特に序盤にスタートしてしまったムーランドV、ザマゼンタあたりをエネコスト無しでベンチに下げられるのは強いと感じました。

また、2つ目のポイントはシーンとしてはあまり無いのですが、かがやくリザードンが連続してかえんばくを使えないことを意識してか、バトル場のリザードンを無視してベンチにダメージを与えられたことが何度かありました。そういったときにとりつかいを使用できれば再度アタッカーとして高ダメージを出すことが出来るため、使い勝手は良かったと思います。

この枠は自由枠なので、将来的には他のサポートカード(最有力候補:ツツジ)や、ノコッチなどに変わる可能性はあります。

 

●セレナ 2枚

相手のVポケモンに対するボスの指令にもなれば、このデッキにおいては序盤のアーケオストラッシュのための1枚にもなります。ドロー効果で使う場合は切れるカードの枚数と引ける枚数をちゃんと意識しないと1枚しか引けないなんてこともあるので注意が必要です。

2枚入れていましたが、1枚に減らして他のカードを採用するのもありかもしれません。

 

●ボスの指令 2枚

特に語ることは無いです(笑)

非Vポケモン主体のデッキが増えてきたので、3枚あるといいタイミングでムーランドのおかわりファングを決められるかなといった印象です。

 

●バーネット博士 1枚

序盤の安定感を上げるために採用した1枚。このカードとネオラントVが山札にあることが確認出来れば、ボール1枚と、しんかのおこう1枚で序盤の盤面形成が完了します。

中盤やることが無いターンには山札の要らない札を切って山札の圧縮が出来るので、あって損は無い1枚だと思っています。

 

スタジアム

●崩れたスタジアム 1枚

相手のスタジアムを破壊するための採用が主な理由ですが、序盤にダメージを負ったルギアをベンチに下げつつ、ベンチをフル展開してこのスタジアムを置くことで、ルギアを盤面から消すことができ、サイドレースで一気に優位に立てます。決めたことは数回しか無いですが、決まった瞬間はクッソ気持ちいいです。相手も思わず苦笑いでした(笑)

 

エネルギー

●オーロラエネルギー 4枚

●パワフル無色エネルギー 4枚

●ウォッシュ水エネルギー 1枚

●ハイド悪エネルギー 1枚

●キャプチャーエネルギー 2枚

●Vガードエネルギー 1枚

●ダブルターボエネルギー 2枚

●ツインエネルギー 1枚

エネルギー配分が難しいデッキではありますが、オーロラエネルギー、パワフル無色エネルギーは4枚採用が必須。その他のエネルギーもそれぞれ役割を持っているため、現状はこの配分に満足しています。キャプチャーエネルギーをもう1枚ぐらい増やせると、序盤の安定感が増すかなとは思いつつも枠が割けていないのが現状です。

 

■大会のマッチアップ

●11/27(日) シティリーグS1

 

●12/4(日) 自主大会(超フロンティアカップ/個人戦)

 

●CL京都

 

ルギアミラーが10回ほどありましたが、先攻/後攻半分ぐらいで勝率8割あったのは結構偉いのでは?

ロスト系統のデッキもCL京都前までは結構勝率よかっただけに、CL京都で全敗してしまったのはちょっと悔しかったですね。

■最後に

11月からルギアデッキを使い始め、日々動画や他人のレシピ見て勉強したり、対面で戦いながら経験値を積み重ねていきました。初めこそこんな環境デッキを使って勝てるのだろうか・・・と不安な気持ちがいっぱいで、戦績ボロボロの日もありましたが、徐々に経験を積み重ねていく中で自信へと変わっていきました。ルギアと共に駆け抜けた1ヶ月だったと思います。俺を高みに連れて行ってくれてありがとう。

CL京都にて2023/1のレギュレーション変更の告知がされ、いよいよ剣盾シリーズも終わりが近づいてきました。自分はその前にシティリーグS2があるので、次も良い結果を残せるように気持ちを新たに取り組みたいと思います。

 

最後に何枚か写真を載せておきます。

自身が頂点にいるって気持ちいいですね。

 

こちらは自主大会の時のトーナメント表。2週連続で頂点とれるとは思っていませんでした。

 

景品でいただいたVSTARユニバース3BOX。

今回は知り合いの方がいなかったので、こいつの前で写真撮れなかったのがちょっと心残りです。