はまブロ

主に趣味の話のブログ。時々仕事の話やプライベートなど。気が向いたら筆を執ります。

シティリーグS1/S2を終えて

年末ブログシリーズ第2弾となる今回は、趣味としてすっかり定着してしまったポケカのシティリーグに関するネタになります。

11/22(日)にシティリーグシーズン1に、12/20(日)にシティリーグシーズン2に参加してきたので、それぞれの結果とレシピについて簡単にまとめていきたいと思います。

 

新型コロナウイルスの流行により、2020/2月以降はほぼ全ての大会が中止となり、今回のシティリーグはものすごく久しぶりの開催となりました。前回のシティリーグからはカードの種類も増え、様々なデッキタイプが登場していましたが、ある程度上位のデッキタイプは固まっていました。しかし、それぞれのデッキが上位のデッキに強い構築になっているため、その日の参加プレイヤー次第では一概にどのデッキが多いとか、どのデッキが強いというのは言えない混沌とした環境になっていました。

だったら、変な環境読みはせず、自分が一番使い慣れたデッキで挑もうじゃないか!というところからデッキの選択は始まりました。

じゃあ、「レシラム&リザードン GX」(以下、レシリザ)かぁとなったわけですが、4カ月ほど前に書いたレシリザの構築も自信があったのですが、それ以上に先日行われたチャンピオンズリーグ横浜で配信卓に登場したブルーの探索型のレシリザの構築が非常に気になっていました。

 

youtu.be

 

私がこれまで使用していたジラーチ型と異なり、「ブルーの探索」によって必要パーツを必要なタイミングで手札に加えて戦う型になります。

私も今年の1月まで使用していたのはまさにこの形でしたが、いかんせん剣盾環境になってから登場した「マリィ」にめっぽう弱いのと、終盤の「リセットスタンプ」に弱いことから若干敬遠しがちだったのですが、それでも上記の戦いを見て久しぶりに使用してみたくなりました。実際に練習で何度かジムバトル等にも出ていたのですが、ジラーチ型と違い爆発力は無いものの、安定感がまるで違うこともあり、かなり上位の成績を残し続けることができたので、今回のシティリーグではこのデッキを使用することに決めました。

 

また、もう一つの選択理由としては、私が参加したシーズン1の日程的にシャイニースターVが発売された直後ということもあり、このパックで新規登場する「くちたけん」と、"かくせい"というワザを持った「ドガース」の登場により、「アルセウス&ディアルガ&パルキア GX」+「ザシアンV」(以下、3神ザシアン)と「ムゲンダイナ VMAX」のデッキが増えることが予想されました。そのため、3神ザシアンにはやや有利に戦え、ムゲンダイナにも5割程度の勝率を誇れる自信があったため、このデッキを選択しました。結果的にはシーズン1はほぼほぼ3神ザシアンとムゲンダイナしか当たらなかったので、この選択は間違っていなかったと思います。

 

構築は以下になります。

 

f:id:pochama-hamachan:20201228152933p:plain

www.pokemon-card.com

 

今回のデッキは、上記の動画で登場した方のご友人の方が作られたデッキレシピを59枚そのまま採用させていただいています。詳細は以下のリンクからご確認いただけます。(有料記事です)

 

note.com

デッキコンセプト

 

先述した通り、「ブルーの探索」からその場その場に応じたカードを山札から回収し、1手ずつ確実に詰めていく戦い方になります。

キーカードは「あとだしハンマー」、「エネポーター」、「タッグスイッチ」あたりになります。これらのカードを的確なタイミングで使用できれば、かなりの確率で勝つことができると思っています。(水タイプ以外)

 

以下に採用理由などを記載していきます。

 

ポケモン

●レシラム&リザードンGX ×3枚

言わずもがな、このデッキのエース。こいつが好きすぎて、今回もデッキを組みなおしました。

前回のデッキ紹介と内容がほとんど重複しますが、とにかく持っているワザが強いです。

連打はできないものの、高火力を誇る"フレアストライク"。

VMAX環境においては少し火力が足りなくなったものの、依然として後攻1ターン目にゲームエンドに持ち込むことが可能な"ダブルブレイズ GX"。

更に、今回のデッキのコンセプトの一つにもなっている"げきりん"と、多種多様な立ち回りが可能です。

このデッキでは、基本的に"ダブルブレイズGX"は追加効果なしで使うことが多いと思っています。なぜなら、基本的には2体のレシリザで相手のエースポケモンを倒していくことになるためです。そのため、200ダメージで倒せる相手がバトル場にいるのであれば、遠慮なく使ってしまっても良いと思います。

  

ボルケニオン ×4枚

おなじみ"フレアスターター"からのエネ加速要員。

本デッキでは、必ずフレアスターターを宣言したいため、問答無用で4枚採用しています。それでも初手でスタート出来ないこともあるので、その試合の機嫌次第。

初ターンに"フレアスターター"がレシリザに宣言できれば、7割方は勝てると思っています。それぐらい強いです。最悪、レシリザに宣言できなかった場合でも、ボルケニオンに宣言できれば、鋼タイプが相手ならまだ可能性はあるというのが最近の見解です。

"こうねつばくは"と"フレアストライク"で340ダメージまでは射程圏内なので、2ターン目も生存していればしっかりと相手のエースポケモンに当てていきたいですね。

 

グッズ

●クイックボール ×2枚

本来であれば4枚問答無用で入るカードですが、このデッキに限っては初ターンにボルケニオンでスタート出来なかったとき用に「ブルーの探索」からサーチできればいいので、サイド落ちケアの2枚のみの採用となっています。

 

●タッグコール ×2枚

このカードから、山札のレシリザやTAG TEAMサポートをサーチします。序盤に1回、中盤に1回使用できると良いです。1枚のカードから2枚のカードをサーチできるカードは強いと偉い人が言っていました。

 

●ポケギア3.0 ×4枚

このデッキの要である、「ブルーの探索」や、「溶接工」にアクセスするためのカードです。このデッキは毎ターン上記のどちらかのカードを使用していないとジリ貧になって負けてしまうので、どちらかをサーチできる確率を少しでも上げるために4枚採用したいカードです。まぁ、7枚見ても当たらないときは当たりませんが。

 

●大きなおまもり ×2枚

レシリザをVMAXポケモンと同等にできる強化パーツその1。
+30の底上げで実質HPが300になるので、フルパワーの"ドレッドエンド"や、"オルタージェネシス"+「くちたけん」の"ブレイブキャリバー"なら耐えられます。

ただ、おまもりのみだと、「ツールスクラッパー」で剥がされてしまうので、後述の「ヒート炎エネルギー」と組み合わせて使いたいところです。これで実質HPが320になり、VMAXポケモン相当のHPを得ることができます。そのため、"げきりん"も最大340ダメージが期待でき、非常に強力です。

 

●げんきのハチマキ ×1枚

このデッキにおいて、足りない打点を底上げできる補助パーツです。主な使用先としては、

  • 大きなお守り無しのピカゼクに"フレアストライク"で倒すための+10
  • 大きなお守り付きの3神に追加効果ありの"ダブルブレイズGX"で倒すための+10
  • 小ズガを追加効果ありの"こうねつばくは"で倒すための+10

などが挙げられます。

上記のデッキと対面する際には意識したい1枚ですね。 

 

●しまめぐりのあかし ×1枚

グズマ&ハラ」からサーチできるポケモンのどうぐその3。

使用したい場面としては、対3神ザシアン戦でアルティメットレイを受けて手傷を負ったレシリザに装着することでHPが170になるため自害が可能に。その場合、"オルタージェネシス GX"の追加効果によるサイド+1は発動しないので、ボルケニオン(2)、レシリザ(3)、レシリザ(4)のサイドプランを押し付けることが可能です。

というのはよく見る話で、では、実際はどれぐらい決まるのかについてですが、正直自分は対3神ザシアン戦でもほとんど使用していませんでした。というのも、大体そういう時に限ってお相手が事故っていたり、こちらがブン回っていて、後続のザシアンを狩り続けることができていたからです。そのため、後述しますがこの枠はシティリーグシーズン2では変更しています。正直、非常に悩ましかったですがこれだけ戦ってきて使用した試合がほとんどないのであれば切らざるを得なかったです。それよりも加えたいカードがあったので。

 

●カスタムキャッチャ― ×4枚

「ブルーの探索」から確実に拾ってくることが可能なボスの指令です。

単品で使用してもドローカードになる点が非常に優秀です。サイド落ちのケアを最優先で行いたいカードです。

 

ポケモンいれかえ ×2枚

ボルケニオンスタートができなかった場合に必要になりますが、基本的にはレシリザとボルケニオンで突っ張っていくことになるため、最低枚数のみの採用となっています。ただし、ピカゼクデッキに入っている「ライチュウ&アローラライチュウ GX」(以下、ライライ)と対面するときには意識しておきたい1枚です。このカードが切れると"タンデムショック"のマヒで永遠と縛られて負けることも大いにあり得ます。

 

●炎の結晶 ×1枚

このデッキの性質上、どれも切ることができないパーツが多く、「巨大なカマド」などでエネルギーをコストにすることが多いです。そうなると、終盤に「溶接工」が使用できなくなるので、そのケアのために1枚採用しています。 

 

●エネルギースピナー ×1枚

後攻を取るデッキの性質上、1枚採用しておくとめちゃくちゃ強いです。ただ、山札に何枚エネルギーがあるか確認せずに山札から3枚持ってきてしまうと、"フレアスターター"で2枚しか付けられなくなるという悲劇が起きるので気を付けましょう。(1回だけやらかしました)

 

 ●グレートポーション ×1枚

大きな採用理由としては、ムゲンダイナデッキに入っている「ガラルジグザグマ」の"かんしゃくヘッド"による打点調整をずらすことです。これにより「イベルタル GX」のGXワザもケアすることができます。

また、2パン圏内に入れていたはずなのに、このカードの使用によって確定数がずれたという試合が何度かあったので、唐突にこのカードを使用されると相手からすると厳しくなるようです。

最近登場した「エール団のおうえんタオル」でもよさそうですが、こちら側の確定数も変わってしまうので、グレートポーション1択になります。

 

 ●タッグスイッチ ×1枚

ブルーの探索型最大の強みと言っても過言ではないと思います。

このカードがめちゃくちゃきれいに決まったシーンが冒頭の動画の"11:20"あたりからありますのでぜひご覧ください。

動画にある通り、前のレシリザに付いているエネを無駄にせずに後続のレシリザにつなげることができる最強の1枚になっています。このプランが通せることで勝率がグッと上がります。

ジラーチ型の時にも考えたことがありましたが、欲しい時に確実に手札にあるわけでは無いので、採用を見送っていましたが、ブルーの探索型であればそれが可能なことが最大の強みです。 

 

●リセットスタンプ×1枚

オリジナルのレシピでは2枚の採用となっていましたが、私はここの枠を泣く泣く1枚削っていました。

ブルーの探索型なので、コストになることなどは滅多になく、欲しい時に持ってこれる上に試合で2枚使うことはそうそうないので1枚に減らしましたが、できれば中盤に1回、終盤に1回使えると相手のテンポをかなり遅らせることができます。

 

●ツールスクラッパー ×1枚

鋼タイプを活き活きさせないための1枚です。「鋼鉄のフライパン」を剥がしたり、最近ではザシアンVに装備される「くちたけん」も剥がすことを目的としたいです。

それ以外では、ピカゼクや3神の「おおきなお守り」を剥がすことなどが目的となります。

 

●エネポーター ×1枚

オリジナルのレシピから変更した1枚。

オリジナルのレシピを使用していて思ったことは、とにかくムゲンダイナがキツイということでした。後述の「あとだしハンマー」が使用できるか否かで試合の展開が大きく変わってしまい、初ターンの動き次第でゲームが大きく決まってしまうことが多々ありました。それを解消できるのがこのカードで、最近は特殊エネルギーの採用が増えていることから、それを別のポケモンに付け替えてやることで、実質1ターンもらえることを目的としています。「あとだしハンマー」と違い、試合中盤でも使えることが最大のメリットです。

これにより、「あとだしハンマー」が使用できなかった場合でも中盤にエネルギーをずらしてやることで巻き返すことも可能です。(実際に何度も助けられてきました)

また、「ミュウツー&ミュウ GX」(以下、MM)の「オーロラエネルギー」を移動させることでも、相手の戦略の幅を狭めることができ、いろいろなデッキに有効な1枚となっています。

 

●あとだしハンマー ×1枚

後攻を取るデッキでは最強ともいえるカード。このカードを使用できると、実質先攻をもらったようなものです。

確実に使用したい相手は、ムゲンダイナ、セキタンザンあたりで、3神相手では水エネルギーやオーロラエネルギーが3神に付いていたら積極的に破壊しにいきたいので、ブルーの探索で手札に加えましょう。それ以外のデッキにはあまり刺さらないので、初手にあれば使うぐらいの気持ちで良いと思います。

 

サポート

●溶接工 ×4枚

炎デッキを使う以上は外せないサポートカードです。4枚入れましょう。

 

●ブルーの探索 ×4枚

このデッキの要です。4枚入れましょう。

とにかくこのデッキはこのカードにどれだけタッチできるかが勝負の分かれ目になります。サイド落ち確認を優先的に行いましょう。

 

●シロナ&カトレア ×1枚

「タッグコール」からサーチできるサポートカードその1。序盤にどうしようもない時に3枚ドローのカードとして使用することもできますが、可能であれば中盤に序盤に使用したブルーの探索や溶接工を回収したいところです。

 

グズマ&ハラ ×1枚

タッグコールからサーチできるサポートカードその2。このカード1枚で最強のレシリザを準備することが可能になります。また、レシリザの強化パーツを拾うだけでなく相手の妨害をすることが可能な無人発電所もサーチできるので、その場に応じたパーツを回収できるように心がけたいですね。

 

●ボスの指令 ×1枚

このデッキに限っては、入っていると意外とビックリされるカードです。

先述の通り、このデッキは基本的にブルーの探索からカスタムキャッチャ―を揃えてベンチのポケモンを倒しに行きますが、ポケギアも入っているので1枚採用しておいて終盤にポケギアでヒットすれば儲けものです。

 

スタジアム

●巨大なカマド ×2枚

 

炎デッキと言えばのスタジアムカード。相変わらずお世話になっています。

ただ、ここ最近はあまり見ませんが、対子ズガやマッドパーティー戦では余程のことが無い限りは置きません。前者はエネルギーを手札に集める手助けをしてしまうこと、後者はトラッシュのマッドパーティーカウンターを増やすことを手助けしてしまうためです。それ以外の対面ではスタジアムの張り替えに積極的に使用したいですね。

 

無人発電所 ×1枚

このデッキの2種類目のスタジアム。

使用先としては、子ズガ、MM、ピカゼク、3神ザシアンあたりでしょうか。

基本的には、前半に使用するのは我慢し、後半にリセットスタンプを絡めながら巻き返していくときに使用したいです。ただ、相手が事故ってそうだなって時にちゃっかり置いておくと意外と刺さります。特に対3神ザシアン戦は。

 

エネルギー

●基本炎エネルギー ×10枚

このデッキは試合を通して最低でも9枚のエネルギーを使用すると考えています。

ヒート炎エネルギーもあるので、多少はゆとりがあるように見えますが、溶接工を使用することも考えると、10枚が妥当になるかと思います。

 

●ヒート炎エネルギー ×3枚

レシリザ強化パーツその2。炎ポケモンに付ければHPを+20できる特殊エネルギー。

このデッキでは「グズマ&ハラ」からサーチし、レシリザに装着することを目標としますが、ボルケニオンに付けておくと、セキタンザンVMAXの"ふんかだん"を耐えるようになるのが地味に強いです。レシリザに1枚づつ装着することを考え3枚の採用です。

 

===

以上が、シティリーグシーズン1で使用した60枚の構成になります。

 

このデッキを使用して、自身初の決勝トーナメント進出、そしてベスト8になることができました!!!

 

★参考★ シーズン1の対戦結果

vs ムゲンダイナ(ガラルマタドガス型) ×

vs 3神ザシアン 〇

vs ムゲンダイナ(ガラルマタドガス型) 〇

vs ムゲンダイナ(ガラルジグザグマ型) 〇

vs ピカゼク 〇

~決勝トーナメント~

vs ムゲンダイナ(ガラルマタドガス型) ×

 

正直、めちゃくちゃ嬉しかったですし、レシリザを信じ続けた甲斐がありました。本当はもっと勝ちたかったのですが、決勝トーナメント1回戦で事故ってしまい、あえなく負けてしまいました。ここが今の自分の実力と考えています。

 

そんな中、迎えたシーズン2でしたが、かれこれこのデッキで20戦ぐらいしてきましたが、上述の通り「しまめぐりのあかし」は使用タイミングが難しく、ほとんど使用していないカードになっていたため、シーズン2ではこの枠を「リーリエのピッピ人形」に変更しています。

他にも採用を検討したいカードがいくつかあったので、そのあたりも交えながらシーズン2で使用したデッキを紹介します。

 

採用候補

●リーリエのピッピ人形

シーズン2で採用された1枚。

シーズン1、そしてシーズン2直前までのトレーナーズリーグなどで戦っていて感じたのは、ピカゼクがとにかく多いこと。このデッキ、対ピカゼクにはめちゃくちゃ弱くて、ライライの"タンデムショック"で縛られるとほぼ負け確なことが非常に辛かったです。

そのタンデムショックをケアするならポケモンいれかえの3枚目が候補に挙がりましたが、リーリエのピッピ人形であれば対ピカゼクだけではなく、他のデッキ相手にもとりあえずバトル場に置いておくことでボスの指令を要求させることができるので、その点においても優秀と判断して、今回の採用となりました。

ただ、対ピカゼクを意識するのであれば、リセットスタンプの2枚目でエレキパワーのケアもしたかったですね。

 

●リセットスタンプ2枚目

オリジナルのレシピ通り2枚目を戻すことになりますが、対3神ザシアン戦には基本的に1枚しか使用しないことを考えると、あまり現実的ではありませんでした。シーズン1を通しても2枚目を使用した試合がほとんどなかったことを考えると、採用に踏み切るには少し勇気が要りました。まぁ、結果論ですがシーズン2の最終戦はリセットスタンプの2枚目が超絶欲しかったのですが。(1枚目を切ったタイミングも悪かったけど)

 

ポケモンいれかえ3枚目

先述の通り、対ピカゼク戦のライライがキツ過ぎるので、採用を検討しました。このデッキは、ボルケニオンでスタート出来なかった場合、ポケモンいれかえを1枚最初のターンに使用せざるを得ず、そこで切ってしまうと後半にいれかえ手段がなくなってしまうため、かなり慎重に使う必要がありました。3枚目があることで一応マヒロックからは復帰できるので、そこから逆転を狙うことを考えましたが、ブルーの探索で2枚ポケモンいれかえを持ってきても結局"フレアストライク" or "げきりん"しか狙えないので、ライライを倒すのはちょっと現実的ではなさそうだったので採用を見送りました。

 

マチスの作戦

ピッピ人形と最後まで枠を競い合った1枚です。

炎デッキの宿命ですが、「ボスの指令」と「溶接工」は同時に使用できません。ですが、このカード1枚でそれが叶えられてしまうのです。基本的にボルケニオンを差し出す形になるので、サイド差は不利になることが多く、終盤までこの形は続くことになるので使用するタイミングは比較的多いと思います。ただ、その時に両方手札にあるかと考えるとなかなか難しく、特に終盤の「リセットスタンプ」 or 「マリィ」からの復帰の際に、このカードが1枚だけあっても悲しいので、今回は採用を見送りました。

ただ、来年1月のBレギュレーション落ち後のブルーの探索型レシリザであれば採用しても良いかと思っています。カスタムキャッチャ―が使用できる無くなるので、今以上に溶接工+ボスの指令を使用したい場面が増えることが想定されるためです。ここは実際に試してみたいと考えています。

 

上記の結果、シーズン2では以下の60枚になりました。

変更点は先ほども述べたように、しまめぐりのあかし→リーリエのピッピ人形になっただけで、それ以外の59枚については変更はありません。


www.pokemon-card.com

 

このデッキを使用し、シーズン2は3勝2敗で惜しくもオポネント差でベスト16入りは届かず、20位となりました。それでも勝ち越しはできていますし、正直じゃんけんに全然勝てなくて後攻スタート出来なかったり、理想展開でスタート出来た試合が少なかったので、そんな中でもこれだけの結果を残せたのはデッキパワーのおかげだと思っています。

 

★参考★ シーズン2の対戦結果

vs リザードン&ボーマンダ VMAX 〇

vs 3神+ファイアー&サンダー&フリーザー GX(3鳥) ×

vs メタモンVバレット 〇

vs 3神ザシアン 〇

vs ピカゼク ×

 

以降はシーズン1、シーズン2を通してこのデッキを使用する際の自分なりのポイントを解説していきます。

 

デッキの回し方、意識することなど

 

必ず後攻を選択します。じゃんけんは気合いで勝ってください。私は勝てずに何度も相手に先攻/後攻の選択権を渡すことになり、痛い目を見てきました。一昔前であれば先攻を取るデッキがほとんどだったのであまり気にしませんでしたが、最近は後攻を選択するデッキも増えてきているので、じゃんけんに勝てないとマジでしんどいです。

 

ここでは後攻を取れたことを前提に話を進めます。

1ターン目にやることとしては、その時のバトル場のポケモンと、相手のデッキ次第ではありますが、大きく2つのパターンです。

 

パターン1:ボルケニオンスタートの場合

理想的なスタートです。この時、手札の状況次第ですが理想的な動きとしては、ベンチにレシリザを用意し、"フレアスターター"でエネルギー加速を行うことです。正直、これだけできれば80点です。

あとは、余裕があれば相手のデッキ次第ではあとだしハンマーでエネルギーを破壊できると100点の動きとなります。ここまでできるとかなり主導権を握ることができるので、あとはリセットスタンプやマリィで止まらないことを信じて一手ずつ詰めていきましょう。

ただし、ボルケニオンでスタート出来ても、レシリザにタッチできないパターンが10試合に1回ぐらいの割合であり得ます。(シーズン2では5試合中2回もありました)

その時は正直望みは薄いですが、後続にボルケニオンが準備できる場合は諦めずに戦いましょう。対3神ザシアンが相手であれば、2ターン目にこうねつばくはからザシアンを狩ることも可能です。そうなれば、ギリギリサイド差は間に合います。実際に、何度かボルケニオン+ボルケニオンで勝った試合もあるので。それ以外だと相手の状況次第ですがかなり厳しい戦いを強いられることになると思います。

 

パターン2:レシリザスタートの場合

理想的な動きとは言えませんが、手札の状況次第では全然アリなパターンです。

手札にブルーの探索があれば、ボルケニオンをバトル場に出し、かつ"フレアスターター"が宣言できるパーツを回収できれば70点ぐらいの動きと言えるでしょう。ですが、その分妨害カードをサーチできる余裕がなくなります。中盤に主導権を取り戻さないと相手側に押し切られて負けてしまうので、そこはエネポーターなどを使用して少しづつ状況をよくしていきましょう。

また、これは稀ですが溶接工が手札にあり、炎エネが2枚ある状態であれば、後攻1ターン目からダブルブレイズGXを使用して先手を打つことも検討してください。状況次第ではそのままゲームエンドです。20試合に1回ぐらいの割合でこういうパターンもあります。

 

1ターン目以降の動きは、相手のデッキにもよりますが、どのデッキ相手でも通したいプランはボルケニオン→レシリザ(1)→レシリザ(2)を相手に押し付けることです。ボルケニオンが2ターン目に場に残っていれば、"こうねつばくは"で相手のバトルポケモンを少しでも削っておきます。残っていなくても、後続のレシリザでカウンターの"フレアストライク"を打ち込めるので、Vポケモンであれば倒すことが可能だと思います。VMAXやTAG TEAMポケモンが相手の場合には倒すことはできませんが、その場合は2ターンかけて倒せば問題ありません。ここで活きてくるのがタッグスイッチで、動画であったようにバトル場のレシリザのエネを後続のレシリザに繋げばエネの無駄なく相手のバトルポケモンをきぜつさせることができます。ボルケニオン→レシリザと倒されたタイミングでリセットスタンプを使用して相手の動きを止めながら、フレアストライク→ダブルブレイズで相手のVMAXポケモン or TAG TEAMポケモンが取れれば理想です。

 

ここからは、最近のTire 1デッキを中心に、戦い方のプランなどを簡単に記載します。

あくまでも理想です。

 

★対 3神ザシアン

相手は先攻を取る前提なので、後攻特化型ではない限りは後攻がもらえます。

大抵の場合は先攻2ターン目に"オルタージェネシス"を使用してくるはずなので、2ターン目まではこちらは被弾しない計算になります。そのため、後攻2ターン目に取る動きとしては以下が考えられます。

  1. バトル場の3神に"こうねつばくは"でダメージを与える。
  2. カスタムキャッチャ― or ボスの指令でベンチのザシアンVを引きずり出して倒す。

1の場合は、先攻3ターン目に"アルティメットレイ"を撃たせることになり、後続のザシアンが育ってしまうこと、また、ボルケニオンが倒されてしまうことでレシリザを倒されるとゲームエンドになってしまうため、状況としてはかなり不利になります。後続のザシアンVが1体のみしか育っていない場合は、後攻3ターン目にザシアンVを倒すことでまだ可能性はありますが、それでも有利な状況とは言えないので、その場合は「リセットスタンプ」+「無人発電所」で妨害することを意識しましょう。そのため、基本的には2のパターンを意識したいところです。

パターン2の場合には、先攻3ターン目に"アルティメットレイ"を撃たせることにはなりますが、後続にザシアンVがいなければエネ加速先がいないので、ザシアンVを要求させることができます。また、自分の手札次第ですがブルーの探索 or ボスの指令を抱えていれば、2体目のザシアンVを狩ることでほぼゲームエンドに持ち込めます。とにかくザシアンVを育てることを妨害することが対面するときに一番重要です。

 

★対 ピカゼク

ムゲンダイナやセキタンザンの登場で数が減ったと思われましたが、なぜか未だに現役で猛威を振るっているデッキです。

このデッキも相手は基本的に先攻を取るはずなので、後攻がもらえます。

この対面で意識しなければいけないのは、何度も言っているようにエレキパワーの枚数と、ライライのタンデムショックです。ピカゼクはとにかく前半にドローしまくってピカゼクが先攻2ターン目に殴ることが第一条件になってくるので、早さではまず勝てないです。そのため、理想の動きとしては

  1. "フレアスターター"でレシリザに3エネ加速 ※必須条件
  2. ボルケニオンが倒された返しに、"フレアストライク"+「げんきのはちまき」でピカゼクを倒す
  3. ライライを追加効果ありの"ダブルブレイズ GX"で倒す

 

になります。2までは相手の状況次第ですがほぼ必須条件かもしれません。それぐらい早めにピカゼクを処理しないと、あっという間に盤面を整えられてしまい詰みます。

また、ピカゼクは追加効果ありの"タッグボルト GX"でベンチ狙撃も可能なので、最悪の場合はバトル場とベンチのレシリザを2体倒されてサイド6枚取りなんてこともありえます。(友人に2回ほどやられた経験があり、未だにトラウマです)

正直、個人的にはムゲンダイナよりもやりづらい相手かもしれません。

 

★対 ムゲンダイナ

このデッキは相手のデッキがどの型なのか次第ですが、基本的には盤面を展開する必要があるため、先攻を取ることが多くなると思います。デッキバレしていると、意図的に後攻を取られてこちらの動きが封じられます。(シーズン1のベスト8戦がそうだった)

最近のムゲンダイナデッキの型としては、大きく2つのタイプが存在しています。

  1. ガラルジグザグマイベルタル GX型
  2. ガラルマタドガス

 

1はこれまでよく見かけられた、ガラルジグザグマの"かんしゃくヘッド"で打点調整を行い、ドレッドエンドで倒しつつ、エースポケモンイベルタル GXの"デスカウント GX"で気絶を狙う型です。

2はシャイニースターVの発売以降に見かけることが増えた、"かがくへんかガス"の特性を持ったガラルマタドガスを採用し、特性をロックしながらドレッドエンドを打ち込み続けていく型になります。最近は2の型の方がよく見かけますね。

 

どちらのタイプを相手にすることになった場合でも意識しなければいけないのが、「必ずあとだしハンマーを使用すること」です。あとだしハンマーの採用理由のところにも書きましたが、対ムゲンダイナ戦においてあとだしハンマーを使用できないことは即ち死です。エネポーターを採用したことで中盤に動きが止まる可能性も0ではありませんが、最初の関門は最初のターンにやってきます。手札に100点の動きができるパーツが揃っていることを祈りましょう。

 

★対 セキタンザン

 

この対面に関しては、基本プランを押し通すことができれば負けは考えにくいと思っています。厄介なのは、相手はマグカルゴによって毎ターン必要パーツを拾ってくることが可能なので、そこから打開されてしまうことが懸念されます。リセットスタンプもあまり効かないので、あとだしハンマーとエネポーターを使用して2回テンポを遅らせてあげればほぼ確実に勝てると思います。

この対面は冒頭の動画を何回も見直して頭に叩き込んだので、その後に何度か対面していますが負けたことはありません。基本有利対面と考えてよいでしょう。

 

★対 マルヤクデ

年末のシティリーグで圧倒的に入賞数が増えたデッキです。今の環境の炎デッキであればおそらくこのデッキが一番強いと思います。

何度かこのデッキと対戦したことがありますが、マルヤクデもいくつかデッキタイプが存在しており、私がよく戦うのはマルマイン型になります。溶接工型と違い、序盤にエネルギーをトラッシュに大量に送り、マルマイン GXの特性により自爆してからエネ加速を行い、さらにリセットスタンプで相手のハンドを減らして動きを制限する動きが非常に強力です。ブルーの探索型の場合、リセットスタンプが脅威になるので、正直この動きをされるとかなりキツく、デッキ相性としてはかなり不利と言っても良いと思います。

勝ち筋を探すのであれば、先攻2ターン目にボルケニオンが落とされないように、ヒート炎エネルギーや大きなお守りでHPを補強し、返しのターンにレシリザでマルヤクデVAMXを倒すプランになります。ここで倒せればマルマインの自爆分込みであとサイド1枚を取ればよいので、デデンネあたりが引きずり出せればといった感じです。

 

★対 小ズガ

 

最近は数を減らしましたが、このデッキが圧倒的に不利だと考える相手です。

いくらHPを増強しても青天井の火力で殴られたらひとたまりもありません。唯一の勝ち筋は「リセットスタンプ」+「無人発電所」ですが、先日これをやったのにトップで「巨大なカマド」を引かれて、そのターン中に必要札を全て回収されて負けました。やっぱり青天井は強い。

ボルケニオンメインで戦い、終盤にレシリザを押し付ける戦い方がメインになると思います。

 

 ■総括■

今回のシティリーグでは、初めての決勝トーナメント進出も経験でき、改めてレシリザのパワーを認識することができました。剣盾初期の環境では「落ちぶれた王者」などと言われていましたが、間違いなく今の環境に対抗できるデッキになっていると思います。それをチャンピオンズリーグで見ることができたのは非常に幸せでしたし、何より自分が使用していて楽しいので、2回のシティリーグともこのデッキを使用してよかったと思います。

次のシーズン3からはBレギュレーションが使用できなくなり、新たにITIGEKIRENGEKIのカードが増え、どのような環境になるのかは予想できませんが、これからも可能な限りレシリザを採用したデッキを使用したいと思います。

 

f:id:pochama-hamachan:20201228164816p:plain