はまブロ

主に趣味の話のブログ。時々仕事の話やプライベートなど。気が向いたら筆を執ります。

デッキ相談コーナー①

最近、私の周りにどんどんとポケカプレイヤーが増えております。これも一重に友人K氏の功績によるところが大きいと思います。これからも彼には布教活動を頑張っていただきたいものです。

 

さて、ポケカプレイヤーが増えてきたことで最近多いのがデッキ相談です。まぁ、一足(と言っても2ヶ月ぐらい)早く始めた上、店舗大会にちょくちょく参加してるので、そこで得た知識と経験を周りに授けていくのは私の担当だと思っています。とはいえ、全く未知のデッキについては自分も勉強しなくてはいけませんが、そこで得た知識は逆に自分のためになったりもします。何よりデッキ考えるのが楽しい(笑)

 

さて、本日は私の友人から頂いたデッキ相談を紹介したいと思います。

PN「経理のおねーさん」からです。

「最近炎デッキを組みたいと思っています。ですが、レシラム&リザードンはお値段が高いので、リザードン&テールナーを主軸にしたデッキにしたいのですが、なかなか良い構築が思いつきません。リザードン&テールナーを主軸にしても十分戦えるようなデッキは何か無いですか?」

 

なるほど、レシリザ型ではない炎デッキですか。なかなか難しい質問ですね。

炎デッキと言えば、今は環境トップに君臨しているレシリザデッキが有名です。先攻で初ターンからカキが使えると、次のターンから大ダメージの応酬が始まります。相手の準備が整う前にケリをつける戦い方が特長ですね。

ですが、リミックスバウトで登場したリザードン&テールナーもなかなか強力なカードで、上手く使いこなすことが出来れば、レシリザはもちろん、他の環境デッキとも十分に戦えるスペックを持っていると思っています。今回は、「経理のおねーさん」から頂いたリクエストをもとに、こんなデッキを作ってみましたので紹介します。



 ポケモン

リザードン&テールナーGX(2枚)

このデッキの主軸ポケモン。ワザは炎炎炎無で発動できる‘’シャイニーフレア‘’とGXワザ‘’ぐれんのひばしらGX‘’の2つです。

シャイニーフレアは同じ4エネで使える、レシリザのフレアストライクよりもダメージこそ低いですが、それでもこだわりハチマキ込みで210ダメージまで出せるので、大抵のGXポケモンなら一撃で仕留められる火力は持っています。そして何より効果が恐ろしく、山札から好きなカードを‘’何でも‘’3枚まで持ってくることができます。しかも相手に見せなくて良い!180ダメージ与えながら‘’ダイゴの決断‘’を使っているようなものです。ダイゴさん可哀想…。

何でも持ってこれるので、追撃のためのカードだったり、状況打開のカードだったり、相手を妨害するためのカードだったりとやりたい放題できるので、かなり優位に立ち回ることができます。

また、GXワザもいざというときは役に立ち、炎エネ1つでトラッシュにあるエネルギーを5枚まで好きなように付けることが出来ます。また、追加で1エネ付いていれば、相手のバトル場のポケモンを火傷と混乱にすることが出来ます。これで相手の動きを一度止めることが出来れば逆転の可能性も大いにあります。

レシリザほどの火力は無いですが、決して見劣りしない性能だと思います。

 

ヒードランGX(1枚)

 このデッキのサブアタッカー。特性によって、ベンチからバトル場に出たとき、場のエネルギーを好きなだけこのポケモンに集めることが可能で、3エネを付けて130ダメージを選択するか、エネルギーを全て集めてGXワザを使っても良いです。炎エネ1枚で50ダメージ扱いなので、TAG TEAMを倒すにはハチマキを付けて5枚集めるか、6枚にするかのどちらかになります。序盤にヒードランで攻撃することになると、その後のエネルギー移動が難しくなり、結果的にエネルギー不足で負けという可能性もあるので、できれば終盤にグズマからのGXワザを決めたいところです。

 

イーブイ-ブースターGX(2枚-2枚)

 エネルギー加速要因。最悪の場合は攻撃に転ずることができるのも魅力的です。最近ではあまり見かけませんが、このデッキではラフレシア対策ができる唯一のポケモンです。

 

ボルケニオン(1枚)

炎デッキと言えば、先攻カキが有名なスタートですが、後攻になってしまった場合にこいつがスタートだと非常に心強いです。1エネで使用できる"フレアスターター"は後攻1ターン目のみ、このワザでポケモンに付けられるエネルギーが3枚になります。カキを使用しないので、溶接工で2枚、手張りで1枚、フレアスターターで3枚と、最大で計6枚のエネルギーを補給できます。これが決まるとカキよりも良いスタートと言えるかもしれません。

 また、2エネで使える"こうねつばくは"も場に4つ以上炎エネルギーがあれば110ダメージ出せるので、フーパへの対策にもなります。条件もフレアスターターを使用していたのであれば満たしているはずですので、比較的簡単に110ダメージが出せるポケモンとして、十分に活躍が期待できます。

 

カプ・テテフGX(1枚)

言わずと知れたサポートお取り寄せマン。理想は先攻1ターン目でカキをお取り寄せすることですが、後攻であれば、先述の通り溶接工でもOKです。また、序盤に使う必要がなければ、終盤にグズマをお取り寄せしてフィニッシュなんてことも可能です。

今回は1枚のみの採用なので、ご利用は計画的に…。

 

フシギバナ&ツタージャGX(1枚)

このデッキの地雷カードその1。

なぜ採用するに至ったかというと、レシリザと異なり、リザテルは殴り合いが多くなることが想定されました。 レシリザともう一つ異なるのは、レシリザは最悪"げきりん"で負ったダメージ分火力が上がるので、下手にけがを負わせると返り討ちに合う危険性がありましたが、リザテルにはそれがないので安心してダメージを負わせてきます。そうなったときに回復手段が必要になり、ちょうどよくこのポケモンの存在を思い出しました。GXワザで計5つエネルギーが付いていれば、相手の場全体に50ダメージをばらまきながら、自身の場は全回復することができます。エネルギーは草エネルギーを要求しないのも魅力的てです。
これにより、ギラティナでちょこちょこ乗せてくるダメージをチャラにしたり、手傷を負ったリザテルを全回復させてあげることができると、かなり有利な状況に戻すことができます。

また、通常ワザを使用するためにも草エネルギーは1つでよいので、溶接工などでエネルギー加速をしてあげると良いです。特性を使えば相手のベンチポケモンを引きづり出せるので、ベンチで置物になっているテテフやデデンネを呼び出してハチマキ込みで倒すもよし、超バレットのカラマネロを呼び出して叩くも良しと、かなり柔軟に立ち回ることができます。あとは、炎デッキが苦手とする水デッキに対しても弱点を狙えます。付いているエネルギーはほとんど炎なのに…。

 

ケルディオGX(1枚)

地雷カードその2。

バナツタを採用した時に、単純に草エネルギーを入れて動かすことも考えたましたが、草、炎がデッキにいるなら、ユニットエネルギーを採用して水を加えればいいじゃないかという結論になりました。じゃあ、何を採用したら良いか?となった時にケルディオがいてくれたら助かるのでは?となりました。

昨今、GXポケモンのオンパレードなので、このポケモン1体で相手の動きを封じることが可能になるケースがあります。その間に後続を準備できれば、相手に何もさせずに勝利することが可能です。

ただし、こちらはワザを使うのに水エネルギーが2枚必要になるので、あまりバナツタにユニットエネルギーを使用してしまうと、ただの置物になってしまう点に注意が必要です。

 

ミルタンク(1枚)

回復要因その2。通常のレシリザデッキにも時々採用されているカードで、特性によって、手札からエネルギーが付くたびに、そのポケモンのHPを90回復できます。90は相当ですよ。溶接工使って手張りまでしたらフレアストライク1回分を回復できちゃいます。

ただし、序盤からベンチに展開してしまうと早々にやられかねないので、中盤以降に登場するのがオススメです。また、最悪の場合はこのポケモンフーパとの殴り合いをして、使い終わったらヒードランで根こそぎエネルギーを回収するプランも考えられます。

 

 グッズ

●ネストボール(3枚) 

●ハイパーボール(2枚)

●プレシャスボール(2枚)

ボール3兄弟。配分は多少変更の余地はありますが、プレシャスを4枚採用するほど手札にキープしたいポケモンがいるわけでもないので、ネストボールを多めにしたこの配分にしました。 

 

●こだわりハチマキ(2枚)

対GXポケモン時の火力調整アイテム。基本的にはリザテルに付けて210ダメージで攻撃したいところです。相手が非GXポケモンデッキだということに気づくことが出来れば、早々にハイパーボールや巨大なカマドのコストにしても良いです。 

 

●ねがいのバトン(1枚)

対非GXデッキ時にはハチマキよりもこちらを優先してリザテルに装備したいです。これにより、バトル場のリザテルがやられてもすぐに後続のポケモンで行動することが可能になります。 

 

ポケモンいれかえ(1枚)

●あなぬけのヒモ(2枚)

入れ替え系のアイテム2種類。あなぬけのヒモの方が活躍する場面が多い印象なので、ヒモを少し多めに採用しています。個人的には、この配分が結構気に入っています。 

 

●炎の結晶(2枚)

トラッシュに行ってしまった炎エネルギーを回収するためのカード。これにより、炎エネルギーは実質16枚で戦うことになります。回収してすぐに溶接工を使用できれば一気に巻き返しに転じることが可能です。 

 

●フィールドブロアー(1枚)

主な用途はスタジアム破壊ですが、スタジアムはこちらも3枚採用しているので、ジラーチに付いているエスケープボードや、相手のバトル場のポケモンに付いているハチマキなどを破壊することを意識しても良いです。1枚あると意外な場面で役立ちます。

 

●リセットスタンプ(1枚)

相手妨害の代表カード。終盤になるにつれて威力を増します。

使用するタイミングとしては、TAG TEAMが1体、GXポケモンが1体やられたタイミングがベストですが、相手の残りサイド枚数が3枚以下になったらいつ使っても良いと思います。そこは相手の手札の枚数と相談で、7枚以上あったら使い時だと思います。上手く相手の流れを止めたいですね。

 

●タッグスイッチ(2枚)

使い方としては、ミルタンクの特性を使うためにリザテルに多めに付けてしまったエネルギーを付け替えたり、アセロラで回収する前に使うと、タイムロスなく後続のポケモンにバトンタッチが出来ます。

あとは、序盤にバナツタに付けすぎてしまったユニットエネルギーをケルディオに移動する時にも有効です。

 

 サポート

●シロナ(1枚)

みんな大好き、シロナ姉さん。今回はリーリエを採用せず、シロナも1枚のみの採用としました。理由は、溶接工が4枚あるので、比較的手札が充実しやすく、リーリエで引けてもせいぜい1枚や2枚。その分を他のカード枠に回すことにしました。

その点、シロナは手札が大事故を起こしたときに1度リセットすることが出来るので、どうしても手札をリフレッシュしたいときに使用すると良いです。

 

●溶接工(4枚)

炎デッキのドローカード枠。エネ加速しながらドロー3枚は反則ですよ。

後攻であれば、1ターン目はカキよりもこちらの方をオススメします。

巨大なカマドと組み合わせてやると、3エネ加速が可能です。フェアリータイプバージョンも下さい。

 

ククイ博士(1枚)

火力調整+ドローを兼ね備えた1枚。あと10足りない!って時や、ドローカードに恵まれなかった場合に1枚入ってると救われることがあります。

 

グズマ(2枚)

ネストボール難民とグズマ難民はポケカプレイヤーが1度は通る道(実体験より)と思っています。

このデッキではバナツタを採用しているので、2枚に抑えてあります。

 

●カキ(2枚)

先攻初手カキ。以上。

本当に苦しい場合は中盤以降に使用するのもありです。意外と形成がひっくり返るときがありますよ。

 

アセロラ(1枚)

殴りあいになったときに、やられる寸前で回収してあげると良いです。何を回収するかにもよりますが、使用するときにはタッグスイッチと組み合わせると後続にタイムロスなくバトンタッチできて良いです。

 

 スタジアム

●ヒートファクトリー◇(1枚)

炎デッキの貴重なプリズムスタースタジアム。炎エネ1枚で3枚ドローできる強力カード。炎エネルギーがあまりないので、使い過ぎには注意ですが、欲しいカードがあるときには積極的に使用していきたいです。

1、2回使えれば良い方だと思います。

 

●巨大なカマド(2枚)

炎エネルギー調達カード。手札に余ったカードから炎エネルギー2枚に変換できるので、そのまま溶接工につなげたりして一気にエネ加速&手札補充を行いたいところです。

2回ぐらい使えるとかなりデッキの圧縮が出来ます。 

 

エネルギー

●基本炎エネルギー(10枚)

他のエネルギーと合わせて計15枚になるように配分しました。エネルギー枚数にしては少し多いかもしれませんが、 溶接工やカキ、ヒートファクトリーなどを使用することを考えると、炎エネルギーはこの枚数は必要になると判断しました。

 

●ユニットエネルギー草炎水(4枚)

地雷カードたちを起動させるカード。4枚しか入れられないので使うタイミングには注意が必要です。最悪の場合は炎エネルギーとしても使用できますが、できればバナツタやケルディオに使用したいです。

また、バトル場にある時だけ、草、炎、水エネルギーとして働くので、溶接工ではこのカードをポケモンに付けることができない点も注意が必要です。 

 

●ウィークガードエネルギー(1枚)

このデッキの場合は使用するケースとして2つです。

1つは対水タイプ時にリザテルに付けること、もう1つは対炎タイプ時にバナツタに付けることです。1枚しかないので、相手のデッキに応じてうまく使い分ける必要があります。また、1枚しか入っていませんが、サイドに落ちてさえいなければシャイニーフレアで持ってこれるので、バナツタを出すタイミングで持ってくると良いと思います。 

 

■戦い方

最優先は先攻初手カキで、リザテルに4枚エネルギーを付けることです。後攻だった場合は溶接工で次のターンからの攻撃を狙いましょう。

シャイニーフレアで準備するカードはサポート1枚、グッズ1枚、その他1枚の配分が良いと思います。基本的にポケモンはボールを使用して山札から持ってきましょう。デッキの圧縮に繋がります。

例えば、ネストボール、溶接工、巨大なカマドの3枚を用意すると、ネストボールでポケモンをベンチに用意し、巨大なカマドで手札を1枚コストにしてエネルギーを2枚山札から取り寄せ、その取り寄せたエネルギーで溶接工を使用し、ネストボールでベンチに置いたポケモンにエネルギーを供給することができ、かつ手札補充が出来ます。このような感じで自分に有利な展開になるように3枚をチョイスしましょう。

また、相手が水タイプを中心としたデッキだった場合は、ウィークガードエネルギーとバナツタを用意しましょう。ウィークガードエネルギーをリザテルに張り、後続にバナツタを置くことで、相手にかなりプレッシャーをかけることが出来ます。ウィークガードエネルギーがあることで、2~3ターンは場に残るはずなので、その間にバナツタを育てることが出来ます。

相手が炎タイプを中心としたデッキだった場合は、ケルディオの準備をしましょう。ケルディオはGXポケモンからの攻撃や効果を受けないため、今流行りのレシリザデッキなどには有効打となります。ただし、無人発電所で特性の効果が無くなってしまうので、その点だけ注意です。ケルディオを壁にしている間に後続のポケモンを用意してもよし、ユニットエネルギーを引っ張ってきてそのまま攻撃するもよしです。

それ以外にも、ウルネクといった超バレットと呼ばれるデッキに対しては、フシギバナのソーラープラントGXが有効です。ギラティナの特性で乗せたダメージを回復しつつ、相手の場の全てのポケモンに50ダメージなので、ギラティナのシャドーインパクトの反動40ダメージをカラマネロに乗せることを封じることが出来ます(合計90ダメージなので、乗せるときぜつになる)。

 

以上が解説になります。

このように、多種多様なデッキと戦えるようにしてみましたので、相手に応じて戦略を変えた戦い方を楽しんでみてください。