はまブロ

主に趣味の話のブログ。時々仕事の話やプライベートなど。気が向いたら筆を執ります。

ミュウツーHR争奪戦 レポート

先日、埼玉の某店舗で開催された、ポケモンカードゲーム‘’ミュウツーHR争奪戦‘’に参加してきました。

この争奪戦のイベントは昨年も開催されており、世界に300枚しかないレアカードをかけて行われるイベントです。世界に300枚しか無いので、その売値は何十万円とか…。

通常の大会と異なり、持参のデッキではなく、その場でパックを購入し、当たったカードの中からデッキを構築し戦うという大会なので、引きの強さとデッキ構築のスキルが求められます。

 

そんないつもと違う大会に参加してみたいと思い、イベントに臨んだわけですが、このイベントは事前予約制なのです。そして、私はその事前予約がサーバーダウンの影響で出来なかったので、当日枠を求めて行ったわけですが、なんとキャンセル枠6に対してキャンセル待ちは30人!いつもそんなに来ねぇじゃねぇかよ!金の匂いするところに人ありってか。

というわけで確率は1/5。大抵こういう賭け事にはあっさり負けるタイプだから半ば諦めモードで抽選結果を待っていたら……なんと当選しちゃいました(笑)
嘘やろ?最近こういうとこに運使いすぎじゃない?

 

そんなこんなで、参加権を得てしまったのでいざパック開封へ。本大会では15パックなので、75枚のカードになります。本当なら自宅で開けるようにワクワクしながらやりたかったのですが、制限時間があるのでひたすらむしり開けてました。とりあえずGXなんか来いって感じで。

そんなこんなで最終的な開封結果はこちらになります。

 

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GXポケモンアローラペルシアンGXとまさかのカメックス&ポッチャマSR。ポッチャマに愛され過ぎでは?

 

さて、このカードに参加賞として貰える‘’エリカ‘’を加えた計76枚で戦うことになります。制限時間25分という短い時間で組まなくてはなりません。

この際だからハッキリ言いましょう。全く練習してなかったので、どう組んだらいいのかサッパリでした(笑)

前日にポケモン、トレーナーズ、エネルギーのオススメの配分枚数はTwitterなどで確認していましたが、何が強い、どのカードとどのカードがシナジーがあるなどは全く頭に入れていませんでした。あとは、先日の有名人の方々によるプレイを見ていた感じから、何が強いのかが頭の片隅に残っていた程度でした。

とても大会で勝ちを狙いに来た態度とは思えないと思いますが、私の性格上、前もって準備していったとしても、当日何が当たるか分からないので、考えていたどのパターンにも当てはまらなかった場合パニックに陥ると思いました。それならばいっそ基本情報だけ頭に入れて当日機転を効かせた方が絶対に良いデッキが組めると思いました。こう見えて意外とやればできる子です。

 

パック開封も終わったので、いざデッキ構築開始!の前に、目の前に座っていた方とお互いの引いたカードの種類と枚数のチェックが行われました。貴重なレアカードを賭けた戦いですので、それだけしっかりとした管理の下行われているわけですね。
それにしても、対面の方引きが強い。カメポチャRR、バナツタRR、カメポチャSA(笑)。ちゃっかり俺よりも高いレアリティ出すなよ。俺が喜んでたのがバカみたいじゃないか。正直、この人は予選通過するだろうなと勝手に思っていました。(結果は後程)

 

カードチェックも無事に終了したので、デッキ構築開始!
まずは当たったトレーナーズを全部突っ込むことを行いました。基本的にあった方が便利ですからね。このトレーナーズの枚数と、エネルギーのオススメ枚数から残りのポケモンの枠を考えるという算段です。

今回当たったトレーナーズは全部で10枚。そこにエリカが入るので、11枚になりました。配分的にも申し分ない。エネルギー付け替えがありませんでしたが、そこまで大きな問題とは考えていませんでした。
次に特殊エネルギーが3枚。ドローエネルギーが2枚引けたのはかなり良かったですね。オススメのエネルギー枚数が16枚とあったので、特殊エネルギー分を引いて基本エネルギー枠が13枚に確定しました。となると、残りのポケモンの枠は40-11-16=13枚ということになります。ここから13枠でどのように戦っていくかを決めることになります。

それでは主軸の考察になります。

 

今回の主軸のプランは2つ。1つはアローラペルシアンGXを採用した悪タイプのデッキ。このポケモンを引いたときに内心どうしようかと思いましたが、ほぼ必ずと言っていいほど、皆さんが採用してくるTAG TEAMに対して滅法強いので、こいつを主軸にして戦うプランは大いにありだと思いました。

第2のプランはカメックス&ポッチャマGXを採用した水タイプのデッキ。私のガチデッキで先日優勝をもたらしてくれた、いわば相棒的存在の1枚。実は、この日の為に用意したスリーブもカメックスのスリーブでした。引くべくして引いた感じではありますね(笑)。

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さて、主軸をどちらにすべきか考えたときに、考えたことは2点。

1.エネルギー加速をどうするか?

2.主軸とサブタイプとの噛み合い

 

まず、アローラペルシアンGXの場合、悪タイプを主軸にするには周りのポケモンが余りにも貧弱すぎるということが判明しました。どちらかというと相手の妨害をするためのカードが多いのかな?といった印象でした。そのため、悪タイプを主タイプに添えることは難しいと判断しました。また、闘タイプにはエネルギー加速のできるグラードンや、ドローしながら攻撃ができるナゲツケサルもいることから、一方的にやられることが目に見えていました。

 

では、カメックス&ポッチャマGXの場合はどうか?私はカメポチャを使ったことがある身なのでわかることですが、こいつの強さはエネルギーを永遠と供給し続けることで回復ができるということです。
ですが、今回のシールド戦においてはどうでしょうか?40枚という限られた枠で、ドローカードも限られた状態で常に回復しながら攻撃することが可能でしょうか?せいぜい、150ダメージを1回回復できれば十分なレベルだと思います。確かにこれでも十分ですが、使い慣れてしまったからこそ、いつもと違う感覚で戦わなくてはいけない状況下で100%の力を引き出せるかを考えたときに、無理だと思いました。
また、エネルギーの加速手段が今回の15パックではロトム1枚とエンブオーぐらいしかいなかったのです。ここにカイオーガロトムがもう1枚あればおそらく採用していたと思います。ですが、ここまでカメポチャをサポートできるカードが無いとなってしまっては諦めるしかないと思いました。無理に採用してみすみす3枚取られるくらいなら、切った方がマシと思ったのです。

 

というわけで、メインのGXポケモンアローラペルシアンGXに決まりました。しかし、主軸に添えることは難しいので、サブタイプとして戦うことになります。なので、残りのタイプから主軸を決めなくてはなりません。

 

主軸の候補として挙がったのは炎と超タイプでした。

炎を主軸候補に挙げたのは、先日の有名人対決で活躍したポニータ/ギャロップラインが2-1で確保できたこと、ポカブ/チャオブー/エンブオーラインが2-2-1で確保できたことが要因です。ポニータで基本エネルギーを手札にためて山札を圧縮しつつ、ギャロップにまで進化できれば唯一の逃げエネ0、かつバトル場とベンチにダメージを与えることができる強力なポケモンになります。
また、エンブオーラインはエンブオーまで進化できれば、特性で山札から8枚見て、その中の基本エネルギーを好きなだけ場のポケモンに付けることができます。これで一気にペルシアンや自分自身にエネルギーを付けて高火力アタッカーを準備するのが目的です。進化元が2-2で確保できていたので、エンブオーさえサイドに落ちなければかなり安定して準備することができるのかな?と思いました。

 

次に超タイプを候補に挙げた理由は、ズガドーン、ヨノワールラインがあったからです。
まずズガドーンは相手の残りサイド枚数が3枚の場合、ダメカンを12個乗せることができます。これはかなり強力なカードだと理解していたので、当たったら採用を考えていました。
また、ヨマワル/サマヨール/ヨノワールのラインは、ヨマワルが特性で簡単にサマヨールに進化できるので、ヨノワールさえ準備できれば低コストで高火力を出すことができるポケモンとして活躍が期待できました。特性でやられてもダメカンを4つばらまけるのも強みですね。
ただし、ヨマワルの特性は手札を3枚トラッシュすることで発動できます。このドローカードが限られた状況で、自ら3枚落としに行くのは無謀ではないか?というのが私の考えでした。もちろん、カイオーガロトムの効果と合わせることでトラッシュにエネルギーを送れば、一気にエネルギー加速ができるので逆に強みになります。しかし、私の場合はそれができる状態ではなかったので、このラインを採用すると手札が枯渇してジリ貧になって負けると思いました。

 

というわけで、炎と超で迷った結果、炎の方が攻撃的に攻めることができる上、手札の事故もあまり起きないのではないか?という結論に至り、悪・炎でデッキを組むことにしました。

そして出来上がったデッキがこちら。

 

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先ほどの考察にフィオネロトムを1枚づつ入れました。ロトムは超タイプで組んでこそ真の強さを発揮しますが、無色エネで1枚手札をコストにして2枚ドローできる強みも持っているので、入れておいて損はないと思いました。
また、フィオネは今回のシールド戦において数少ない相手ベンチのポケモンと入れ替えることができるカードなので、必ず採用すべきカードです。ただし使いどころはかなり難しいです。逆に、フィオネはどのデッキにも入っていると思ってプレイしなくてはなりません。終盤になってフィオネで引きずり出されたらたまったもんじゃないですからね。
逆に、トレーナーズ枠で1枚外したカードがポケモン通信でした。正直2枚あっても使う場面は限られていると思うので、それならばポケモンでも入れておくかということでエンテイを採用しました。前のターンに自分のポケモンが気絶していれば、2エネでそこそこの火力が出せるので、いざというときに役立つかな?というのが思いです。

 

デッキが無事に出来上がったものの、正直かなり不安でした。こちらはTAG TEAM無しで戦わねばならず、アローラペルシアンを上手く使いこなせなければ火力不足で負けてしまうのです。やや守り気味のデッキになってしまったかな?という印象です。
まぁ、それでもこれが現状ベストだろうと思って組んだのですから、自分のデッキに込めた思いを信じて挑むだけです。25分間フルで頭を使いました(笑)

 

それでは、ここからは大会の結果についてのレポートです。

 

※○○回戦 vs ××デッキ 先攻 or 後攻 最終サイド取得枚数(自分:相手) 結果 で記載

 

1回戦 vs 超闘入り カメックス&ポッチャマデッキ (後) 0:4 ×

とりあえず、相手のデッキが何なのかが全くわからないところからのスタートでしたので、数ターンは様子見。早々にローラースケーターで水エネを切ったので、おそらくカメポチャ軸かな?というところはわかりました。

こちらはポカブスタート。手札も悪くなく、3ターン目にはエンブオーに届くラインまで確保できていました。が、ここで悪夢は起きたのです。

相手の方「ジャッジマンで」

やめてくれーーーーーー。早いよ、あと1ターン待ってくれたらエンブオーに進化できたのに・・・。

完全にこのジャッジマンがぶっ刺さり、手札事故が起きたためそのまま相手のグラードンに押されて負けてしまいました。
今考えると、グラードンは連続でダメージ技が使えないのに、フィオネで一度ベンチに下げてしまったことで自身にかかった効果を消してしまったのは完全にプレミでした。フィオネの使いどころマジで難しい。

 

2回戦 vs 草闘入りカメックス&ポッチャマデッキ (後) 4:0 〇

同じくポカブスタート。今度はこちらが主導を握ることができ、早々にアローラペルシアンを準備することができました。ただ、相手は闘タイプを合わせたカメポチャだったので、このままではアローラペルシアンがやられてしまう危険性がありました。しかし、ウィークガードエネルギーが早々に手札に来たので守りもばっちりに。

とはいえ、相手のバトル場はナゲツケサル。スパイクドローで20ダメージを与えながら2枚づつ引かれてしまうので、結構厄介だったのですが、ここで気づきました。

「相手のナゲツケサルにドローエネルギー付いてるじゃん。」

そう、アローラペルシアンは、忘れられがちですがTAG TEAMだけに強いのではありません。特殊エネの付いたポケモンにも強いのです。そんなわけで、相手のナゲツケサルはひたすら2枚引くだけのポケモンに(十分強いが)。まぁ、ダメージを受けないのであれば、前に居座っててもいいだろうということで、早々にGXワザを使って後ろのザングース?(忘れた)を倒しに行くなどして攻撃を一切受けないプランを取りました。
最後は壁にしている間に育てたポカブエンブオーにまで進化し、引きずり出したヘラクロスを1撃で沈めてゲームセット。どやネコ様々でした。

 

3回戦 vs 草入りリザードン&テールナーデッキ (後) 4:3 〇

おそらく避けては通れないであろうと思っていたリザテルとの一戦。
こちらはまさかの3連続たねポケモン無しで、3枚のアドを加えてしまうという痛恨のプレーをしてしまいました。
これが影響してか、序盤からリザテルの準備が整ってしまい、防戦一方だったのですが、何とかどやネコ様を準備でき、壁にしつつ戦うことで少しづつ状況はよくなっていきました。しかし、相手もそれならばとギャロップといった非GXポケモンで攻撃を仕掛けてきて、相手のサイド残り1、自分のサイド残り4といった絶望的な状況に陥ってしまいました。
それでも、こちらもフィオネなどを使い、120圏内のポケモンに対してツメできりさいていった結果1-2までの状態には持ち込めました。
しかし、ここで相手の場には2エネ付いたキテルグマが登場。コインを投げて表なら130ダメージを受けてゲームセットという場面で投げたコインは....裏!首の皮一枚繋がりました。(コイントスの練習が足りないんだよ!)
しかし、とはいっても圧倒的ピンチの状態に変わりはありませんでした。相手のベンチにはエネルギーの付いたエンテイが。仮にキテルグマを倒してもエンテイのワザでやられてしまいます。万事休すか?と思い一度は諦めましたが、よーく相手のベンチを見てみると、エンテイに付いているエネルギーはドローエネルギーではないか!つまり、このターンにキテルグマを倒してもエンテイが出てきた場合はダメージを受けない!しめた!しかも相手はそれ以外にどやネコ様に対して攻撃できる術がないので、負けたと思ったふりをしていれば、エンテイが出てきてプレミを犯してくれるはず!ということで、演者並みの半ば諦めモード感を出して倒したところ、案の定エンテイ登場。そのまま倒そうとしてきたときに一言。

私「とくせいでダメージは受けませんがよろしいですか?(どやぁ)」

これには相手と私と同じグループの人がしまった!といった表情。最高に気持ちがよかった瞬間でした。そのままエンテイを倒しゲームセット。見事な大逆転劇を繰り広げることができました。

 

というわけで結果は2勝1敗で、初戦の対戦相手の方も同じ2勝1敗だったのですが、サイド差で2位に。惜しくもミュウツーSRを逃しました。

 

実際に戦ってみた結果、デッキの方向性としては間違っていなかった気がしています。もちろん、このカードでもカメポチャを活かしたデッキが組めたかもしれませんが、今回のデッキもかなりコンセプトは固まっていたので、ある程度勝利のビジョンが明確になった状態で勝負を進めることができました。なにより、どやネコ様がここまで活躍するとは思いませんでした。

普段とは違った大会を存分に楽しむことができたと思います。

 

また、その後の決勝トーナメントを時間に余裕があったので見届けたのですが、私のグループで1位通過だった方が準決勝まで勝ち進み、私とデッキチェックを行った方が決勝戦まで進みました。残念ながら決勝戦で負けてしまいましたが、決勝トーナメントはどの試合も一進一退の攻防が繰り広げられていて、見ていてとてもハラハラドキドキしていました。つい一緒になって戦っていましたね。

非常に充実した1日を過ごすことができました。

 

8月のミュウツー争奪戦への参加エントリーを一応したのですが、もし通ったら参加してみようと思います。今度こそミュウツーSR/HRを求めて・・・!

 

 以上、簡単にですが初めてのミュウツーHR争奪戦レポートでした。