先月まで大暴れしていたエルフーンデッキを封印され、次なるデッキを模索して早3週間。もうすぐ4月が終わり、今週末には新パックも発売されます。いよいよ、新しい年号"令和"時代の幕開けであります。
とりあえず、何とかして新弾バトルの優勝景品である「エリカのおもてなし」が欲しい!というわけで、自身初となる非GX型のデッキを構築して大会に臨むことを決意。その際に目に留まったのが今回のデッキです。
■デッキレシピ
ジージーエンド収録の特性「ぎゃくしゅうのオーラ」ガブリアスを中心としたガブリアス・ルカリオデッキ。
このデッキの戦い方としては、ガブリアスの特性によって、サイド差が不利なときに与えるダメージを+80し、技の効果やベンチのディアンシー◇、格闘道場、こだわりハチマキなどを含めた300近いダメージで一気に形勢を逆転させる、まさに逆襲デッキ。そういえば今年のポケモンの映画は初代映画ミュウツーの逆襲ですね。逆襲イヤーかな?
非GXポケモンなのでやられても取られるサイドは一枚。自分が目標としていた非GXデッキとして戦うには申し分無しとして、数週間試行錯誤を続けてきました。
というわけで、細かいカード解説。
※ある程度はカード名にリンクをつけておきましたので、効果などを確認したい方はリンクを参照ください。
★ポケモン
先述の通り、このデッキの軸となるカード。
HPや素の技のダメージはそこまで高くないものの、負けている状況下であれば一気に高火力モンスターに化ける。
ただし、このガブリアスは2進化ポケモンであるため、準備が整うまでに時間がかかる。今回のデッキではいかにガブリアスを早くに準備できるかが、最大のテーマだった。苦し紛れにガバイトも1枚だけ採用。サポート役のカード達は後程。
●ルカリオ(はどうよち)、リオル (2枚-3枚)
このデッキの影の主役。ガブリアスと言ったらこのルカリオは必ずと言っていいほど採用対象になる。
このカードは特性「はどうよち」によって、自分の場にガブリアスがいる場合、毎ターンデッキから好きなカードを1枚持ってこれる。
なぜガブリアスなの?と思う初心者の方向けに説明しておくと、ガブリアスとルカリオは共にシンオウ地方のチャンピオン、シロナの手持ちポケモンなのである。今回は採用しなかったが以前違うガブリアスも登場しており、そのガブリアスはシロナを使ったターンのダメージが増える、というものだったので、シロナ繋がりでこういった特性になったのだろう。
このルカリオとガブリアスが準備できれば、ほとんどと言っていいほどこちらが優勢の状態で試合を進めることができる。手札を補充したければサポートカードを持ってくればよいし、エネルギーが足りなくなればエネルギーを持ってくればよい。この何でもよいというのが最大の特徴。たとえリセットスタンプを使用されても、好きなカードを持ってこれるので大した脅威ではない。また、ベンチに2体並べることで逆転のキーカードを一気に手札に集められるのも魅力的。
ただし、こいつ単体での性能はそこまで高くないので、相方(ガブリアス)を失うとただの置物になってしまう点に注意。
●ルカリオGX(1枚)
あれ?GXは入れないんじゃなかったの?という声が飛んできそうだが、こいつとアローラキュウコンGXだけは勘弁して欲しい。
非GXルカリオだけに目が行きがちだが、GXのルカリオも奇襲をかけるにはとっても優秀なポケモン。進化したそのターンであれば、1エネで130ダメージを与えることが可能。弱点含めればピカゼクやライライが射程圏内に入る。また、HPもそこそこあるので、TAG TEAMなどのワザでなければ1撃で落とされる心配がない。かつ、GXワザとの兼ね合いも抜群で、自身に乗っているダメカンの数×30ダメージという恐ろしい威力。
最悪、ガブリアスがやられてもこいつで巻き返しが追いつく可能性もある点で非常に評価できるカード。あと、個人的にカッコよくて好き。
●ディアンシー◇(1枚)
闘タイプのデッキと言えばのカード。こいつがベンチに居座り続けるだけで闘タイプのポケモンの相手のバトルポケモンへの与えるダメージが+20される。
"微妙に足りないそのダメージ補います。"
●アローラキュウコンGX(1枚)
泣く泣く入れた2枚目のGXカード。採用理由はただ一つ。ふしぎなアメを回収してくるため。進化前のアローラロコンで キュウコンとガブリアスを持ってきつつ、次のターンに進化してふしぎなアメを回収してそのまま進化が理想的な動き。
ただし、もう一つ使い方があって、あえてキュウコンを手札に加えることで、相手の視線をロコンに向けさせることが可能になる。そうすると、ベンチのフカマルやリオルが結果的に守られる形になり、実は隠し持っていたアメで進化するなんてトリッキーなこともできる。この辺の駆け引きは結構大事だなと思う場面が多かった。
●アローラロコン(2枚)
このデッキで、ある意味一番の要かもしれないカード。
前回のエルフーンデッキでも採用していたが、何といってもエネルギー0で使える"みちしるべ"が強力。
ポケモンカードは先行有利と言われているゲームにも関わらず、アローラロコンを採用しているデッキでは必ず後攻を選択している。それはこのロコンのワザを最初から使用するため。すべてがうまくいくというわけではないが、割と初動でこの動きをされると嫌でも相手の手札妨害に走りたくなるようで、序盤からいきなりリセットスタンプを使用されることが多かった。実はそれはそれで結構嬉しくて、序盤だから6枚引けるので実質シロナを1回分使ったことになり、相手が自らそれをしてくれるのであれば手札も増えてこの上なしだ。
また、このデッキに関して言うと、早々にロコンがきぜつすることで自動的にサイド差不利の状況に持ち込め、序盤からローコストで逆襲の準備が整うという点でも評価できる。
一時は、ムウマージ型にしていたのだが、せせらぎの丘では持ってこれないし、うまく特性を使いこなせないしでロコン型になった。
結果的に回転率がよくなったのでこの変更は正しかった。
★グッズ
●ネストボール(2枚)
●ハイパーボール(3枚)
採用理由は説明するまでもない。枚数の理由としては、ネストボールはせせらぎの丘やアローラロコンなどがいるためやや少なめ。ハイパーボールも2枚でよかった気はするが、とりあえず3枚入れておいた。
●ふしぎなアメ(4枚)
2進化デッキには欠かせないグッズ。今回はガブリアスの為だけに4枚採用した。
3枚でも良かったかな?とは思ったが、余ればハイパーボールの餌として使えばいいし、そこまで多いという印象はなかった。
●こだわりハチマキ(2枚)
先述の通り、ガブリアスの火力を高めるためのパーツ。あるのとないのとじゃ大違いだよ。(どっかのCMで聞いたフレーズ)
●ポケモンいれかえ(2枚)
ガブリアスが逃げエネ0なので、そこまで優先度は高くないが、フカマル⇔ロコンなど、ちょっとした時にいれかえたい場合などに重宝した。
●エネルギーリサイクル(1枚)
このデッキはガブリアスで結構エネルギーを捨てると思ったので1枚採用。
ただ、実際にはそこまで捨てる必要がなかったので、いれかえ候補ではあったかもしれない。
●カウンターキャッチャー(1枚)
カウンターデッキである以上、こいつを採用しないわけにはいかない。グッズなので、前回のエルフーンデッキに採用していたアブリボンの影響は受けないので、容赦なく前に引きずり出せる。エネルギーリサイクルを抜いてもう一枚増やしてもよかったかもしれない。
●くろおび(1枚)
ジージーエンドで収録された新たなカウンターカード。サイド差不利時に闘エネルギー限定ではあるが1個分少なくしてくれるので非常にありがたいのだが、てっきり"サイド差不利の時のみ"という条件を忘れることが多く、「サイドそっちの方が少ないですよ」と指摘されることが何度か。あとはこれを付けてしまったが故にハチマキを装備できないなんてこともあった。
●リセットスタンプ(1枚)
試合終盤になればなるほどその効力は増し、あと一歩のところでこれを使われると絶望しかない。実際のところ、このカードを採用していないデッキは見かけないほどになったし、「手札何枚ですか?」の揺さぶりに幅が広がったのは事実。ジャッジマン、マーシャドー、スタンプは許すな。
★サポート
●リーリエ(3枚)
●シロナ(3枚)
●グズマ(2枚)
こいつらも採用理由は説明する必要はないだろう。枚数もスタンダード?な枚数で。
●エリカのおもてなし(1枚)
3,4月の新弾バトル優勝景品の1枚。普通にその効果が強いので、どのデッキにも1枚差し込みたくなる。相手のベンチポケモンの数依存ではあるものの、ベンチにポケモンをあまり並べないデッキは少ないので、大抵の場合は6枚ドローが可能。
結局1枚も取れなかったなぁ・・・。
●ウツギ博士のレクチャー(1枚)
基本的に使う場面はあってほしくないが、初ターンにベンチにたねポケモンがいない場合に使用することを考えて採用。そのためにリオルをHP60のものにしている。
★スタジアム
●せせらぎの丘(2枚)
闘デッキと言えばシリーズ第2弾。こいつ1枚でこのデッキのほとんどのポケモンが持ってこれる。アローラロコンも呼べるのが強い。
●格闘道場(2枚)
ダブルブレイズで新たに収録された闘デッキ向けのスタジアム。このデッキのコンセプトと相性がよく、優勢・同点時には+10、劣勢時には+40できる。
※ただし、基本闘エネルギーが付いていることが条件(たまに忘れがち)
今回は少し多めにスタジアムを採用することになったが、どちらもこのデッキを使用するうえでは欠かせなかったので2枚づつの採用とした。
★エネルギー
●基本闘エネルギー(10枚)
ガブリアスの効果でエネルギーをトラッシュしなくてはいけない分、少し多めにしてみたが、もう1枚減らしてカウンターエネルギーをもう1枚増やしてもよかったかもしれない。
●カウンターエネルギー(1枚)
カウンターデッキと言えばこのカード。優勢、もしくは同点の場合はただの無色エネルギー1個分だが、劣勢の場合には全てのエネルギー2個分となる。
これをガブリアスに付けて一気に200ダメージ近く出すことも可能であり、奇襲向きの1枚。
また、どのエネルギーにもなるので、最悪アローラキュウコンGXに付けてGXワザでウルトラビーストを倒すことも可能。
以上、計60枚です。
今回1カ月ほど使用してみて、非GXデッキの面白さに気づくことができました。やられても1枚しか取られない分、有利対面を維持できれば勝てる試合が多かった印象。
ただ、その分慎重に行動しないと勝ち試合を逃すことにもつながるので、その点はかなり意識したつもりです。いかに火力を出すか、いかにサイドレースで負けないようにするかの基本を学べたと思います。
来月はもう一度GXデッキに戻る予定ですが、果たしてどうなるか?
明日以降に、このデッキを使用した大会レポートを投稿予定です。
実は今回紹介したデッキ構成と一部異なっています。その理由も明らかに?
お楽しみに!(?)